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資料1_第5回検討会における主なご意見 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40774.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第6回 6/17)《厚生労働省》
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令和6年6月 17 日

第6回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会

資料1

第5回検討会における主なご意見
議題2:在宅医療における薬剤提供について
1. 実態調査の結果をみると、速やかに対応できなかったケースはわずかであり、かなりの
患者に対しては医師、薬剤師によりうまく対応できていると思う。薬局の連携を深めて
いくことは必要であるが、既に多くの患者に対して機能していると考えられる。
2. 医薬品が入手できなかった事例について、医薬品の種類や剤形など普段から取り扱って
いないものもあり、常用しているものなのか、種類、剤形はどのようなものかを踏まえ
分析することで、予見して事前に対応できるものなのか、難しいものなのかなどの場合
分けができると考えられる。
3. 薬局に在庫がなかった事例について、その要因を分析できるとよい。
4. 二次医療圏単位では、その地域の中でも状況が異なる場合があると考えられることから
市町村単位でも状況を把握することも重要ではないか。特に、近郊で連携が困難である、
あるいは病院、診療所がないか非常に少ないような場所がどのくらい存在するのかとい
った実態把握が解決策の検討に当たっても重要と考える。可能であれば調査のとりまと
めに向け検討いただきたい。
5. 緩和ケア、ターミナルの患者の疼痛コントロールを考えると、麻薬、解熱剤、輸液の必
要な薬剤の提供について、重点的に体制整備が必要と考える。
6. 薬剤の患者宅への配送も含めた体制整備が非常に重要であり、薬局において、相談、調
剤だけではなく、患者宅への薬の配送についても重点的に考えていくことが必要。
7. 在宅医療の連携について、個々の医療機関、訪問看護ステーション、薬局の意識、取組
に任されている部分があり、どこでも当たり前の取組になっていないのではないか。医
療機関、訪問看護ステーションは薬局と連携していなくても対応できていることもあり、
薬局と常に連携する必要性を感じていないのではないか。薬局と連携することの必要性
やメリットについて、訪問診療医や訪問看護ステーションに具体例で周知することや、
地域において関係者で課題や情報を共有することを当たり前に実施するという方向性を
示すことが重要。
8. 在宅医療は、医師、看護師、薬剤師からの時間的、物理的な距離など様々な制限がある
体制で実施されるものであり、在宅医療を推進するためには人的コストや資金の投入が
必要である。それを考えずに限られた医療体制を拡充することを要求することは非常に
大きなリスクを伴い問題があることを理解する必要がある。
9. 薬局の在宅対応の機能のあり方については、個々の薬局で対応するものや地域全体の体
制として持つものなどがあることや、薬局間連携や地域医療の情報連携などを踏まえて
検討することが重要。
10.在宅医療の充実の検討も重要であるが、在宅患者において薬剤や指導へのアクセスがで
きない場合を解消するための方策について、地域での役割分担も含め、どのような対応
ができるのか整理していくことも重要。
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