介護分野における充足・定着支援の強化について
介護業界の現状は、事業所の離職率にバラツキがみられる

60%

介護職員の離職率は低下傾向（16.2％（H29）→14.4％（R４））にあるものの、
40%
事業所別にみれば、離職率が10％未満が半数である一方、30％以上の事業所も
17.4％存在。
今後の介護サービス需要に対応する介護人材の確保のため、離職率が高い事業所
の雇用管理の改善を図り、現在在籍する人材の定着を促すとともに、新たな人材
を業界に取り込むことの両方が重要である。

20%

50.7

離職率別にみた事業所の割合（令和４年度）
(介護労働実態調査)

11.7

17.4
7.8

6.0

6.3

0%
10%未満 10%～15% 15%～20% 20%～25% 25%～30% 30%以上
未満
未満
未満
未満

ハローワーク等の公的支援の強化
ハローワーク（人材確保対策コーナー）と介護労働安定センターで連携した介護事業所向けの求人充足・雇用管理
改善のための総合的支援の実施
離職率が高い介護事業所であって、採用後の人材が定着しないなどの課題を抱える事業所に対して、以下の取組を集中的に実施する。
① ハローワーク（人材確保対策コーナー）を中心に、対象事業所に対して、求人充足・定着支援の呼びかけ。
② 事業所の了解の下、介護労働安定センターと情報連携して支援を行う。
③ 人材確保対策コーナーにおいて充足のための支援を行うとともに、介護労働安定センターの介護労働サービスインストラクターや専門家が
事業所訪問による定着のための雇用管理改善（人事管理制度、賃金体系、ICT導入等）の相談・専門的な支援を行い、求人条件・雇用管理・
職場環境等に関する総合的支援を実施する。
②同時アプローチ

人材育成に課題

支援対象情報の共有

採用後の定着
率が低い

人材確保対策コーナー

②同時アプローチ

職場の人間関係
に課題が多い

求人提出・相談

①事業所選定
・支援の呼びかけ
③求人充足の支援

賃金水準が低い

③定着支援
専門家の派遣

人材確保・定着に問題
を抱える介護事業所

介護労働安定センター
（支部）

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