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資料2-30       ワクチン接種後の後遺症報告一覧[376KB] (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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2023/11/07(ワクチン接種から約 19 日後;2023/11/08 00:05 としても報告された)、患者は劇症 1 型糖尿病を
発現した。
2023/11/07 20:00 頃、口渇、多飲、多尿が出現し、A 病院を受診した。血糖値 878mg/dl、PH7.1 および尿中ケト
ン体 25 を記録した。
病院のベッドが満床のため、2023/11/08 00:05(ワクチン接種の 20 日後)、報告者の病院に搬送され ICU に入
室した。血中ケトン体:10660 uMol/L、血糖:731 mg/dl、HbA1c:8.0%、PH:7.142、pCO2:26.5、pO2:96.3、HCO3:
8.7、ABE:19.1、GAD 抗体(基準範囲:0~5):5.0U/mL 未満(陰性)、IA2-抗体(基準範囲:0~0.6):0.6U/mL 未
満(陰性)、インスリン自己抗体(基準範囲:0~0.4):0.4U/mL 未満(陰性)、Zn-T8 抗体(基準範囲:0~15):
10.0U/mL 未満(陰性)を認め、ワクチン後の劇症 1 型糖尿病で入院した。
劇症;1 型糖尿病(罹患中)の結果として、インスリン注射を含む治療的処置がとられた。
2023/11/08、橋本病および大動脈弁狭窄症が発現した。患者は経過観察であった。
2023/11/25(ワクチン接種から 1 か月 6 日後)、患者は退院した。

【転帰】
2023/11/25、事象劇症 1 型糖尿病の転帰は回復したが後遺症あり(劇症 1 型糖尿病)であった。
橋本病および大動脈弁狭窄症(いずれも罹患中)の転帰は未回復であった。
報告医師は、事象(劇症 1 型糖尿病)を重篤(入院)と分類し、事象はワクチンに関連ありと評価した。
他要因(他の疾患等)の可能性は、2023/10/15 にインフルエンザワクチン接種を受けた。

【報告医師のコメント】
今後一生涯インスリン自己注射が必要である。
2024/03/18 現在、報告医師は劇症 1 型糖尿病とワクチンとの因果関係を関連ありと評価すた(理由:日本糖尿
病学会地方会での報告があった)。

追加情報(2024/01/31):再調査は完了した。
追加情報(2024/02/22):本報告はファイザーの同僚を介して同じ医師から入手した情報である。
更新情報:報告者情報が更新され、事象劇症1型糖尿病の発現日は 2023/11/07 に更新された。
追加情報(2024/03/18):本報告は同じ医師からの入手した情報である。
更新情報:新しい事象(橋本病および大動脈弁狭窄症を追加した)、被疑製品情報、併用製品、臨床検査値、お
よび事象経過。;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

(参考)事務局追記
2023/10/20 接種当日
2023/11/7 接種後 18 日
2023/11/8 接種後 19 日
2023/11/25 接種後 36 日
2024/3/18 接種後 150 日
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本例は医師からの報告。情報入手経路は規制当局。

患者:女性
被疑製品:乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(チャイニーズハムスター卵巣細胞由来) (シングリックス筋注用) 注
射用(水溶液)(使用理由:ウイルス感染予防)

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