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【議題(20)資料20】豚熱・アフリカ豚熱対策と感染拡大防止に向けた提言.pdf (1 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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議題資料20

豚熱・アフリカ豚熱対策と感染拡大防止に向けた提言
【ポイント】


アフリカ豚熱にも備え、農場の更なる飼養衛生管理向上に対する財政支
援を充実すること。
○ 豚熱ワクチンのより適切な接種方法について、引き続き検討するととも
に、知事認定獣医師や登録飼養衛生管理者によるワクチン接種への財政支
援を行うこと。
○ 野生いのししにおける豚熱撲滅に向けた目標値・行程を明確化し、必要
な予算を確保すること。
○ アフリカ豚熱に備え、水際対策の強化・徹底を図るとともに、万一の侵
入に備えた初動体制を整備すること。
平成30年9月、国内で26年ぶりに発生した豚熱は、これまでに全国で
92事例が発生し、延べ約40万頭の殺処分が行われた。
令和元年には豚へのワクチン接種が開始されたが、その後もワクチン接種
を実施した農場で相次いで発生している。さらに野生いのししの感染は37
都府県で確認され、今なお全国に拡大している状況にあり、豚熱の終息に向
けては、息の長い取組が必要である。
また、アフリカ豚熱が世界的に拡大しており、日本との往来の多い地域に
おいても猛威を振るっていることから人・物の動きによる国内への侵入リス
クが高くなっている。
家畜伝染病が一たびまん延すれば、我が国の畜産業及び関連産業に甚大な
被害をもたらし、その再生には長い期間を要する。
こうした課題に対応するため、国においては、引き続き、国家レベルの危
機管理事案として、豚熱の終息と産地の再生、アフリカ豚熱の国内侵入防止
のため、次の事項について措置を講じることを強く求める。


早期終息に向けた発生原因の解明と飼養衛生管理等の更なる向上

(1)感染経路や発生原因の解明と一刻も早い豚熱の終息
豚熱・アフリカ豚熱ウイルスの農場への侵入防止対策を的確に実施する
ため、豚熱の感染経路や発生原因を早急に解明し、必要に応じて対策の見
直しを行うとともに、あらゆる手段を行使し、豚熱発生に係る事態を一刻
も早く終息させること。
(2)飼養衛生管理を向上させるための財政支援の充実
アフリカ豚熱の脅威にも備え、農場における更なる飼養衛生管理の向上
のため、消費・安全対策交付金等について、生産者団体の意向を踏まえた
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