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近未来健康活躍社会戦略 (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42966.html
出典情報 「近未来健康活躍社会戦略」を公表します(8/30)《厚生労働省》
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途上国の健康医療政策を支援する「UHCナレッジハブ」の日本設置
1961年に国民皆保険制度を構築し、高齢社会にも対応したUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ:全ての人が適切な予防、
治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態)を推進してきた日本の経験は、国際貢献を通じ
てグローバル社会での我が国のプレゼンスを高める上でも強力な強み。国内外の課題が密接に関連する保健医療分野において、
こうした国際貢献は、我が国の今後の課題解決にも還元されるものであり、積極的に取組を進めていく。

◆ 我が国がUHCを長年積極的に推進してきたことを踏まえ、WHOや世界銀行等の国際機関と連携して、
途上国におけるUHC達成のためのデータ整備や人材育成を行う世界的な拠点、「UHCナレッジハブ」を
日本に設置する。 このハブを、様々な国際機関と連携したUHCのドライビングフォースとすることを目指す。
「UHCナレッジハブ」設置に向けた経緯
・ 2023年5月のG7広島サミットで、UHCに関わるグローバルなハブ機能の重要性を確認。
・ 2024年4月の世銀春会合イベントで、「UHCナレッジハブ」を2025年に日本に設立することを発表。
・ 2024年5月のWHO総会にて、「UHCナレッジハブ」設置について以下を発表。
・ハブは、低・中所得国の保健財政の強化等を目的に、WHOと世銀が連携し、各国の保健省と財務省の政策立案者の能力開発を支援。
・設置場所は、東京エリア。
・関係機関の代表を集めたUHCハイレベルフォーラム(仮称)を開催。
・ 2024年6月のG7プーリアサミット(於:イタリア)で、UHC推進、医療従事者のスキルアップ等への投資に貢献することが表明され、その手
段の一つとして、「UHCナレッジハブ」を位置付け。

「UHCナレッジハブ」の主な取組(予定)
・ UHCに係るデータの整備、グローバルな知見の収集・共有
・ 途上国の財務・保健当局者に対する保健財政に関する研修等を通じた人材育成

・ 少子高齢化の中で質の高いUHCを維持するための取組など、日本の知見・経験の提供
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