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資料2ー3:今村参考人提出資料 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24877.html
出典情報 循環器病対策推進協議会(第7回 3/30)《厚生労働省》
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急性⼼筋梗塞患者に対するPCI実施率






先行研究の厚労科研坂田班におけるJROAD-DPCを用いた解析において、都道府県の急性心筋梗塞院内死亡率と都道府県面
積、急性心筋梗塞患者に対するPCI実施率、Killip4の割合(重症度)、退院時処方率(アスピリン・DAPT・スタチン・βブロッカー)
の間に相関が認められた。
これらの指標を含んだ、予後予測モデルを検討したところ、性別、BMI、Killip4の割合、急性心筋梗塞患者に対するPCI実施率、
蘇生処置実施率、退院時アスピリン処方率、都道府県面積、心臓外科手術数を用いたモデルが、多くの都道府県において実測
値に近い死亡率を予測することが可能であった。
予後予測モデルに含まれている指標のうち、医療体制整備による介入が最も可能と考えられる、急性心筋梗塞患者に対する
PCI実施率を、急性心筋梗塞に対する診療体制構築に関する指標とすることが重要と考えられた。
急性心筋梗塞に関する指標を用いた予測モデル

アウトカムの予測値

急性心筋梗塞院内死亡率

急性心筋梗塞患者に対するPCI実施率と
急性心筋梗塞院内死亡率

アウトカムの実測値
アウトカム:急性心筋梗塞院内死亡率
因子:性別(男性の割合)、BMI(中央値)、重症度(Killip 4の割合)、PCI(実施の割合)、
蘇生(実施の割合)、退院時アスピリン投与(処方の割合)、
面積(単位は1万km2)、心臓外科手術数(人口10万対)
モデル:線形回帰モデル

急性心筋梗塞患者に対するPCI実施率
~「PCI実施率の向上」に有効と考えられる取組みの例~

Emergent PCI実施病院の均てん化

Emergent PCI実施可能病院への救急搬送体制の整備、
道路交通の改善、心電図伝送システムの構築、等

Emergent PCI実施可能な医師の養成、配置

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