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資料3_離島・へき地等における薬剤提供のあり方について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43483.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第9回 9/18)《厚生労働省》
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第7回検討会(令和6年7月19日)における主な意見



離島・へき地では地域の柔軟な対応が重要であり、薬剤が必要になったときにしっかり患者の元に届く体制を考える必要があ
る。このため、基本的な考え方において、地域における医薬品の提供体制について、薬剤師又は医師が調剤したものを必要な
患者に必要なときに供給できる体制が必要ということを明示してほしい。



毎月飲んでいるような薬(例えば血圧の薬とか糖尿病の薬等)など時間的に余裕があるものと、急に具合が悪くなって、入院
は必要なく自宅で療養する場合に必要なものの提供体制を峻別して議論を進めるべき。前者の場合、ある程度時間的に余裕が

あるので、余裕があるうちに受診してもらって提供すればよいが、後者のような場合に、どのような工夫があるのか、特例が
認められるのかを考えていくべき。


体制をつくるという意味では、人や物について必要な準備をすることが一番必要であり、緊急時に必要な医薬品を地域ごと、
患者ごとで準備できることが必要。その情報も常にアップデートされることが重要であり、あらかじめ顔の見える関係をしっ
かりつくっておき、連携が取れているということが重要。



緊急時に必要な薬をどこかが備蓄・準備しておかなければいけないという観点では、余剰の医薬品を誰かが持たなければいけ
ないことになる。効率面から考えると医薬品を常に持っている薬局が対応すべきであり、その具体的な内容について地域で協
議すること、その情報も含めて常日頃から連携を取っておくことが必要。



平時、緊急時を含めた対応について、物や資金に限りがある中、体制整備にはそれなりのコストがかかり、誰かがそのコスト
を負担しなければいけないことを認識した上で議論し、絵空事にしないことが非常に重要。



地域で関係者がしっかり協働しながら、実効性のある体制を構築していくと思うが、体制がつくれない場合や薬局がない地域

については、今後、具体的に検討されるものと考えている。その際、厚労科研の研究結果ももう少し詳細に踏まえて、解決策
を議論していただきたい。


例えば、離島で頻回に対応するような状況であれば、本土の病院でしばらく診るという対応を取ることもあり、決して離島に
だけ医療を任せておくということはない。日常の環境の中で適切に診て、必要があれば高度医療が受けられるところが対応し
ていくことが現状であり、事象の頻度や状況を考慮して対応を検討することが必要。
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