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小野木構成員提出資料 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24928.html
出典情報 介護保険制度における福祉用具貸与・販売種目のあり方検討会(第2回 3/31)《厚生労働省》
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(3)福祉用具が利用できなくなった場合の対応<歩行器>
居宅内での生活場面において歩行器が利用できなくなったら、介助者を依頼する割合が高いの
は、掃除、洗濯、食事、入浴・洗面、調理。
 トイレ・排泄、調理に関しては「時間をかけても福祉用具なしで対応」の割合が大きい。
 入浴・洗面については、介助者を依頼する場合、家族・親戚と訪問介護が半数ずつであった。
 食事は、介助者を家族・親戚に依頼するが半数以上、訪問介護を依頼するのは約 3 割。




【歩行器(居宅内)】

(%)

70.0
60.0



50.0
40.0
トイレ・排泄(n=34)

30.0

入浴・洗面(n=31)

20.0

食事(n=30)
10.0

掃除(n=3)

0.0





















































介助を依頼する割合が高い
のは、掃除、洗濯、食事、
入浴・洗面。
入浴・洗面の依頼先は「訪
問介護」が半数以上で、訪
問介護の追加頻度は平均で
1.1 回/日。トイレ・排泄も
「訪問介護」が 4 割以上、
利用頻度平均は 4.6 回/日。

洗濯(n=15)

調理(n=9)

(注:その他と無回答
を除いた割合)



「掃除」は他の場面よりも
あきらめる割合が高い



時間をかけても福祉用具な
しで対応する割合が高い場
面は、「調理」、「トイ
レ・排泄」

歩行器が利用できなくなったら、外出については、「介助者を依頼する」と「その行動はあき
らめる」という回答に二分されている。
 「その行動はあきらめる」という回答が多いのは、「飲食店」 (約 7 割) 「散歩」 (7 割
弱) 「文化・娯楽施設」(5 割弱)となっており、生活の楽しみを広げる活動が制約されるこ
とが懸念される。
 介助者を依頼する割合が高かったのは、通院、買い物であり、これらの行為は生活する上で必
要不可欠であるため、家族・親戚や訪問介護サービスを利用することにより、対応するという
回答が多いと考えられる。




【歩行器(外出)】

(%)

100.0
90.0
80.0



70.0
60.0
50.0

通院と買い物は、介助者を
依頼するという回答が多
い。
依頼先は、通院と買い物に
ついては家族と訪問介護が
拮抗している。

40.0
30.0

買い物(n=30)

20.0

散歩(n=30)

10.0

通院(n=29)

0.0












































飲食店(n=7)












文化・娯楽施設(n=9)

地域活動(n=2)



(注:その他と無回
答を除いた割合)

5

「あきらめる」という回答
が多いのは散歩、飲食店、
さらに文化・娯楽施設な
ど。
必須ではないが生活の楽し
みにつながる行動が抑制さ
れる可能性がある。