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【参考資料2】急性呼吸器感染症(ARI)の今後の取扱いについて(第85回 感染症部会 資料1) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43386.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会(第89回 9/18)《厚生労働省》
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COVID-19を含む急性呼吸器感染症(ARI)に関する対策の現状について
経緯



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については、令和6年3月31日で移行期間が終了し、公費支援を含む種々の
特例措置が終了したところであるが、現時点において、COVID-19に関する今後の中長期的な対策の方向性を定めた
文書は策定されていない。



同じ急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection: ARI)であるインフルエンザについては、「インフルエンザ
に関する特定感染症予防指針」(平成11年12月21日厚生省告示第247号、平成30年8月22日厚生労働省告示第308号により一部改正)によ
り総合的な対策の方針が定められている。



また、第70回感染症部会(令和5年1月27日)において、「将来的なパンデミックに備えて、季節性インフルエンザウ
イルス、新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症等を含む急性呼吸器感染症サーベイランスのあり方や、5類感
染症病原体定点を活用した変異株モニタリングを含む5類感染症病原体サーベイランスのあり方等について、定点医
療機関における負担等も考慮しながら本部会において検討を進める」ことについて了承。



WHOにおいても、COVID-19のサーベイランスについては、インフルエンザや他の呼吸器ウイルスとともにARIに関する
サーベイランスの一環として実施することが推奨されている。
Crafting the mosaic”: a framework for resilient surveillance for respiratory viruses of epidemic and
pandemic potential, WHO(2023)
Vision: “All countries develop well-coordinated mosaics of multiple fit-for-purpose surveillance approaches that address priority
surveillance objectives for influenza, SARS-CoV-2, and other respiratory viruses of epidemic and pandemic potential according to
country context.”
ISBN: 978-92-4-007028-8

https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/366689/9789240070288-eng.pdf

COVID-19に関する中長期的な対策の方向性を定めた特定感染症予防指針の策定の必要性
や方向性、COVID-19を含むARIのサーベイランス体制について検討したい。

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