よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資   料 1 新たに承認された新型コロナウイルスのワクチン接種者の採血制限について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43635.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会安全技術調査会(令和6年度第2回 9/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

一つとして考えられている抗PF4抗体の活性持続期間等を考慮し、接種後
6週間とする
・組換えタンパク質ワクチンでは、副反応の持続期間や、その有効成分を考慮
すると、一般的に不活化ワクチンと同様のワクチンと考えられること等から、
接種後 24 時間とする
・今後ワクチンが新しく承認された際に、当該ワクチンが既に採血制限が定め
られた種類のものである場合には、接種者の採血制限について、原則、同じ種
類のワクチンの採血制限と揃えることとする
新型コロナウイルスワクチンの種類

採血制限の期間

組換えタンパク質ワクチン

接種後 24 時間

ウイルスベクターワクチン

接種後6週間※

※TTS/VITTを発症した又は発症が疑われる場合には、採血を不可とする。

○ 今般、本邦において、Meiji Seika ファルマ社製の自己増殖型mRNAワク
チン(レプリコンワクチン)が新型コロナウイルスワクチンとして新たに承認
され今後の定期予防接種に使用されることから、これまでの検討を踏まえ、当
該ワクチンの採血制限等について対応方針を定めることとしたい。
2.厚生労働科学研究班(「安全な血液製剤の安定供給に資する適切な採血事業
体制の構築のための研究」(代表 大隈和 関西医科大学教授)の見解
○ Meiji Seika ファルマ社製のレプリコンワクチン(コスタイベ筋注)につい
て、審査報告書のデータに基づき、以下の理由から、既存の mRNA ワクチンと
同様の採血制限期間が適切であるとの意見を取り纏めた。
(非臨床試験において)
1. 投与されたレプリコン mRNA ワクチンの体内動態
自己増殖型 mRNA ワクチンとして承認されたコスタイベの審査報告書の体内
動態の非臨床試験から、筋注された本レプリコンワクチンの細胞内量は投与 8
日目で 1/10 程度に低下していたが、非増殖性のコミナティなどと比較してそ
の減衰は緩やかであるといえる。2 週間後、
4 週間後においてはそれぞれ 1/100、
1/1000 にまで低下するとされている。リンパ節を除く他の臓器では、筋注部
位に比べた検出量は非常にわずかであり、また一週間後にはほぼ検出されな
くなっている。