よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料2】 血液製剤の安全性の向上及び安定供給の確保を図るための基本的な方針[714KB] (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44109.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会献血推進調査会(令和6年度第2回 10/3)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



輸血用血液製剤
輸血用血液製剤に係る血液事業は、原料の採血から製剤の検査、製造、供給
に至るまで、現在は唯一の採血事業者かつ製造販売業者でもある事業者が実施
しており、競争原理が働いていない。このため、当該事業者は、血液事業の運
営に支障を来さないことを前提として、輸血用血液製剤を供給するまでの各工
程で無駄がないかなどを検証し、コスト削減に努めることにより、少しでも安
価な製剤を供給できるよう努力をする必要がある。



しょう

原料血 漿

採血事業者及び製造業者は、血液事業の運営に支障を来さないことを前提と
しょう

して、原料血 漿 を供給するまでの各工程で無駄がないかなどを検証し、コス
しょう

ト削減に努めることにより、少しでも安価な原料血 漿 を供給できるよう努力
をする必要がある。
しょう

また、国は、需給計画の策定時における原料血 漿 の標準価格(以下「標準価
しょう

格」という。)の計算方式の改善、原料血 漿 の配分量及び標準価格の複数年契
約化等による標準価格の在り方そのものの見直しなどについて、採血事業者及
しょう

び血 漿 分画製剤の製造販売業者等の協力を得て検討を行う。


しょう

血 漿 分画製剤
しょう

多くの血 漿 分画製剤(血液製剤代替医薬品等を含む。以下同じ。)は、薬価
収載されて以降三十年を超えて医療現場に安定的に供給され、我が国の医療に
貢献している一方、薬価が下落し続けている状況にある。加えて、我が国の血
しょう

しょう

しょう

漿 分画製剤の需要に応じた血 漿 成分採血比率の上昇による原料血 漿 の価格
しょう

の上昇又は為替レートの変動による原料価格の上昇などにより、血 漿 分画製
剤の製造販売業者の収益が強く圧迫されていることが懸念される。
しょう

安定供給が求められる血 漿 分画製剤の供給が、採算性の低下によって支障
16