よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料2】医療等情報の二次利用に係る現状と今後の対応方針について (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45157.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第185回 11/7)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第4回 健康・医療・介護情報利活用検討会

医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(令和6年3月18日)資料1-2

電子カルテ情報と各種データベースの医療等情報との連結解析のイメージ(2)
③感染症危機への対応
感染症流行時、発生届の情報と感染患者の臨床情報等を組み合わせて解析することで、臨床像の把握に加えて、重症化リスクや
罹患後の長期症状発症リスク因子が同定でき、適切な医療提供体制整備や医療資源配分の計画策定に役立てられる。
また、予防接種情報と臨床情報等を組み合わせることで、ワクチンの感染症発症予防効果や重症化予防効果等の有効性を評価で
きる。
臨床情報
・受診日
・診断名
感染症、予防接種情報
・感染症発生届
・接種日、種類

(透析、免疫抑制状態の有無等)

・臨床症状

(発熱、呼吸器、消化器症状等)

・検査結果
・妊娠の有無
・処方情報
・転帰

分析例
・重症化リスク、罹患後の長期症状発症リスク
因子の同定
・医療資源配分の計画策定
・ワクチンの有効性の検証

④医療、介護・障害福祉サービスの質の評価
ある治療を行う際、レセプト情報等に含まれる診療行為、治療前後の日常生活動作(ADL)、介護・障害福祉サービスの利用状
況、コスト等に加えて、臨床情報に含まれる転帰、合併症、検査所見等を組み合わせて分析することで、治療の質がより精緻に評
価できる。
また、多くの項目を用いた多角的な解析を通して予後予測・治療効果予測モデルの開発ができれば、よりエビデンスに基づいた
治療方針や支援の決定に役立つ。
レセプト情報、介護レセプト情報
・ADL情報
(要介護度、日常生活自立度)

・介護・障害福祉サービスの利用状況
・介護費、医療費
・診療行為

臨床情報
・受診日
・診断名
(主病名、合併症)

・検査結果
・処方情報
・転帰

分析例
・医療、介護・障害福祉サービスの質の
定量的な評価、費用対効果の評価
・予後予測・治療効果予測モデルの開発
・新たなQOL、ADL指標の開発
19