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【資料2】医療用麻薬の流通の合理化について.pdf (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46170.html
出典情報 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和6年度第9回 11/28)《厚生労働省》
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医療用麻薬の流通の合理化
関係団体等への意見聴取


医薬品医療機器制度部会にて提示した課題に関する実態やニーズ等を把握するため、関係団体・学会等から伺った
主な意見を整理すると、以下のとおり。
① 麻薬卸売業者による都道府県を越えた麻薬小売業者等への譲渡について
➢ 麻薬卸売業者が都道府県を越えて麻薬の取扱をすることに異論はないが、それに伴う混乱や麻薬の供給能力
が低下することは避けてほしい。
➢ 現行の都道府県内の麻薬卸売業者からの譲渡による支障はないが、県境付近の施設や、使用量が少なく卸売
業者に在庫がないもの等は麻薬の流通の改善が期待できるかもしれない。
➢ 麻薬の流通の実態について調査をした上で、将来的な課題として取り組む必要がある。
➢ 麻薬の事故への対応は都道府県が行っているが、都道府県をまたぐことで対応に温度差が出る懸念がある。
② 麻薬の不動在庫の解消と、例えば、麻薬診療施設を含めた譲渡の必要性等について
➢ 麻薬診療施設を含めた譲渡が可能になっても、譲渡可能なところが限られるため、不動在庫の減少はそれほ
ど期待できない。
➢ 特定の患者に継続処方される麻薬は、転院先の麻薬診療施設等への譲渡交渉が行いやすく、不動在庫の減少
が期待できる。一方で、それ以外の条件下での譲渡は、譲渡受の際の事故等のリスクも懸念される。
➢ 不動在庫の影響は、廃棄による手間が生じることにある。行政も立会いによる負担が大きいのではないか。
➢ 麻薬の使用頻度の少ない麻薬診療施設では、麻薬の譲渡ができれば箱単位での購入の必要がなくなり、廃棄
を減少できる。
➢ 麻薬の流通の一方通行により、返品ができない仕組みになっているので、是非返品できるようにしてほしい。
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