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03資料1資料帯状疱疹ワクチンについて (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_50167.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第60回 1/29)《厚生労働省》
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第65回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
予 防 接 種 基 本 方 針 部 会

帯状疱疹ワクチンの接種方法について


2024(令和6)年12月18日

資料
2
(改)

現在、我が国では、帯状疱疹の予防を目的として、2種類の異なるワクチンが薬事承認されているが、
それぞれ接種の回数、方法、添付文書上での接種対象者等が異なっている。

添付文書における帯状疱疹ワクチンの接種対象者及び接種方法

効能又は効果

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

シングリックス筋注用

50 歳以上の者に対する帯状疱疹の予防

帯状疱疹の予防

・0.5mL を 1 回皮下に注射する。

・50歳以上の者には、0.5mLを2回、通常、2ヵ月の間隔をおいて、筋肉内に接種す
る。
・帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者には、0.5mLを2回、
通常、1~2ヵ月の間隔をおいて、筋肉内に接種する。

(記載なし)

・標準として1回目の接種から2ヶ月の間隔をおいて2回目の接種を行うこと。1回
目の接種から2ヶ月を超えた場合であっても、6ヶ月までに2回目の接種を行うこと。
<帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者>
・ワクチン接種スケジュールを短縮することによりベネフィットが得られる場合には、1回
目の接種から2回目の接種までの間隔を1ヵ月まで短縮することができる。

50 歳以上の者を接種対象者とする。ただし、明らかに免疫機能に異常のある疾患
を有する者及び免疫抑制をきたす治療を受けている者に接種してはならない。

帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者とは、以下のような状態
の者を指す。
・疾病又は治療により免疫不全である者、免疫機能が低下した者又は免疫機能が
低下する可能性がある者
・上記以外で、医師が本剤の接種を必要と認めた者

他の生ワクチン(注射剤)の接種を受けた者は、通常、27 日以上間隔を置いて本
剤を接種すること。

(規定なし)

医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。

医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。

用法及び用量

用法及び用量に
関連する注意

接種対象者

他のワクチンとの
接種間隔
同時接種

※乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」については、帯状疱疹予防に係る内容のみを示した。

第65回予防接種基本方針部会(令和6年12月18日)の検討結果
○ 帯状疱疹ワクチンの接種方法について、以下の様にする。
・ 生ワクチンに関しては、省令・通知ともに「0.5mLを 1 回皮下に注射する。」旨とする。
・ 組換えワクチンに関しては、省令においては、「1回0.5mLを2か月以上の間隔を置いて2回筋肉内に接種する。ただし、医師が医学的知見に基づき
必要と認めるものについては、1回0.5mLを1か月以上の間隔をおいて2回筋肉内に注射するものとする。」旨とする。
・ 通知においては、「1回0.5mLを2か月以上6か月に至った日の翌日までの間隔を置いて2回筋肉内に接種する。ただし、疾病又は治療により免疫不
全であるもの、免疫機能が低下したもの又は免疫機能が低下する可能性があるもの等については、医師が早期の接種が必要と判断した場合、1回0.5mL
を1か月以上の間隔を置いて2回筋肉内に接種する。」旨とする。
〇 帯状疱疹ワクチンの交互接種に関しては、乾燥弱毒生水痘ワクチンと組換え乾燥帯状疱疹ワクチンの交互接種に関しては定期接種として認めないことと
する。
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