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BRAF融合遺伝子陽性の膵がんまたは低悪性度神経膠腫を対象とした医師主導オンライン治験を開始 (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0212/index.html |
出典情報 | BRAF融合遺伝子陽性の膵がんまたは低悪性度神経膠腫を対象とした医師主導オンライン治験を開始(2/12)《国立がん研究センター》 |
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「MASTER KEY(マスター キー)プロジェクト」を立ち上げ、2024 年 10 月時点で 31 の医師主導治験・
企業治験をプロジェクトとして実施しています。
しかしながら、このような希少がんの治験は都市部に偏在しており、地方在住患者さんの治験へのア
クセスの改善について希少がんの患者団体からも強い要望が寄せられています。遠隔地から中央病院
で実施している治験に参加することを希望したとしても、移動のための時間的、経済的負担によって断
念するケースも多く、治験へのアクセスの地域間格差は、地方在住の患者さんにとって大きな課題とな
っています。
こうした背景をもとに、中央病院では MASTER KEY プロジェクトで実施されている 2 つの医師主導治
験(TAZETTA 試験、Perfume 試験)でオンライン治験を開始し、患者さんが地域に居ながらにして中央
病院が実施する治験へ参加することが可能となりました。
MASTER KEY(マスター キー) プロジェクト ウェブサイト
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/masterkeyproject/index.html
今後の展望
オンライン治験の導入により、地方在住の患者さんの治験参加における時間的・経済的負担が軽減
し、治験へのアクセスが劇的に改善するのみならず、参加を希望する患者さんの早期登録と速やかな臨
床開発につなげることをめざしてまいります。今後パートナー施設を全国に拡大し、希少がんオンライン
治験ネットワークを整備していきます。
また希少がんや希少な遺伝子異常を持つがんに対する医師主導治験・企業治験にも積極的にオンラ
イン治験の導入を進めていきます。小児を対象とした試験や、希少がん以外への拡大も視野にいれて、
患者さんの来院とオンライン診療を組み合わせたハイブリッド型のオンライン治験の実施など、患者さん
のニーズや研究の特徴にあわせ、患者さんの治験へのアクセスを改善する取り組みを進めていきます。
国立がん研究センターは、オンライン治験の導入を通し、がん対策推進基本計画(第 4 期)注 1 の全体
目標「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」に取り組んでまいり
ます。
用語解説
注 1 がん対策推進基本計画
「がん対策推進基本計画」については、がん対策基本法(平成 18 年法律第 98 号)に基づき策定するも
のであり、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めると
ともに、都道府県がん対策推進計画の基本となるものです。2023 年 3 月 28 日に閣議決定された「が
ん対策推進基本計画(第 4 期)」では 2023 年度から 6 年間の基本指針を示すもので「誰一人取り残さ
ないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」を全体目標に掲げ、「予防」「医療」「がんと
の共生」を柱としています。
試験情報
【Perfume 試験】 (候補患者さん募集中)
課題名:BRAF 融合遺伝子陽性の進行・再発の低悪性度神経膠腫または膵癌に対するビニメチニブ
の第 II 相医師主導治験
3
企業治験をプロジェクトとして実施しています。
しかしながら、このような希少がんの治験は都市部に偏在しており、地方在住患者さんの治験へのア
クセスの改善について希少がんの患者団体からも強い要望が寄せられています。遠隔地から中央病院
で実施している治験に参加することを希望したとしても、移動のための時間的、経済的負担によって断
念するケースも多く、治験へのアクセスの地域間格差は、地方在住の患者さんにとって大きな課題とな
っています。
こうした背景をもとに、中央病院では MASTER KEY プロジェクトで実施されている 2 つの医師主導治
験(TAZETTA 試験、Perfume 試験)でオンライン治験を開始し、患者さんが地域に居ながらにして中央
病院が実施する治験へ参加することが可能となりました。
MASTER KEY(マスター キー) プロジェクト ウェブサイト
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/masterkeyproject/index.html
今後の展望
オンライン治験の導入により、地方在住の患者さんの治験参加における時間的・経済的負担が軽減
し、治験へのアクセスが劇的に改善するのみならず、参加を希望する患者さんの早期登録と速やかな臨
床開発につなげることをめざしてまいります。今後パートナー施設を全国に拡大し、希少がんオンライン
治験ネットワークを整備していきます。
また希少がんや希少な遺伝子異常を持つがんに対する医師主導治験・企業治験にも積極的にオンラ
イン治験の導入を進めていきます。小児を対象とした試験や、希少がん以外への拡大も視野にいれて、
患者さんの来院とオンライン診療を組み合わせたハイブリッド型のオンライン治験の実施など、患者さん
のニーズや研究の特徴にあわせ、患者さんの治験へのアクセスを改善する取り組みを進めていきます。
国立がん研究センターは、オンライン治験の導入を通し、がん対策推進基本計画(第 4 期)注 1 の全体
目標「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す。」に取り組んでまいり
ます。
用語解説
注 1 がん対策推進基本計画
「がん対策推進基本計画」については、がん対策基本法(平成 18 年法律第 98 号)に基づき策定するも
のであり、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図るため、がん対策の基本的方向について定めると
ともに、都道府県がん対策推進計画の基本となるものです。2023 年 3 月 28 日に閣議決定された「が
ん対策推進基本計画(第 4 期)」では 2023 年度から 6 年間の基本指針を示すもので「誰一人取り残さ
ないがん対策を推進し、全ての国民とがんの克服を目指す」を全体目標に掲げ、「予防」「医療」「がんと
の共生」を柱としています。
試験情報
【Perfume 試験】 (候補患者さん募集中)
課題名:BRAF 融合遺伝子陽性の進行・再発の低悪性度神経膠腫または膵癌に対するビニメチニブ
の第 II 相医師主導治験
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