薬局システムについて
レセコン－電子薬歴等のシステム間のデータ連携、医療機関と薬局の情報連携、統計解析等、薬物治療の質向上
に貢献することが期待できる機能においては、システムによらず広く実装されることが望ましいことから、標準仕様、標準
フォーマットが導入されることを要望する。

課題及び改善点
薬局のシステムによる差はあるが、オンライン資格確認、
電子処方箋に伴う情報がレセコンでしか閲覧できないケー
スがある。
閲覧された情報を手入力で電子薬歴に転記、重複等は
情報閲覧画面を目視で確認といった状況である。マイナ
保険証受付や電子処方箋が普及し、情報が得られる件
数が増えた際には、システム的な情報処理がなければ、
情報が十分に活用できないことが懸念される。
電子薬歴には患者ごとの薬物治療の経過、指導内容、
指導による経過等の変動などの情報が蓄積されている。
医療機関との情報連携に加え、薬物治療及び薬剤師
介入の質向上といった臨床薬学の発展のために統計解
析機能が望まれるが、標準仕様は存在しない。
レセコン、電子薬歴の他に、電子お薬手帳、服用期間中
フォローアップ、オンライン服薬指導等のシステム導入が進
んでおり、システム間の患者情報・医薬品情報等のデータ
連携が、業務の効率化に不可欠な状況となっている。

改善策（要望）

レセコン－電子薬歴等のシステム間の
データ連携、医療機関と薬局の情報
連携、統計解析などは、今後の薬物
治療の質向上に貢献することが多いに
期待できることから将来的に実装すべ
き機能である。
システムごとの差別化、付加価値提供
は今後も望まれるが、このような機能に
おいては、システムによらず広く実装さ
れることが望ましいことから、標準仕様、
標準フォーマットが導入されることを要
望する。

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