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○費用対効果評価の結果を踏まえた薬価の見直しについて-4参考1 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00143.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第519回  4/13)《厚生労働省》
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公的分析から以下の再分析結果の報告があった。
この結果を基に費用対効果評価専門組織で検討を行った。
対象集団

比較対照技術

ICER(円/QALY)の区分

A 化学療法歴のある HER2 陽性の手術不能又は再発乳癌(標準的な治療が困難な場合に限る)
トラスツズマブ

二次治療

分析不能

+ビノレルビン
トラスツズマブ

三次治療以降

分析不能

+ビノレルビン

B がん化学療法後に増悪した HER2 陽性の治癒切除不能な進行・再発の胃癌
三次治療の化学療法を実施する、HER2 陽性(IHC3+)
の患者
三次治療の化学療法を実施する、HER2 陽性(IHC2+
かつ ISH+)の患者


ニボルマブ

ニボルマブ

1,125 万円/QALY 以上
1,500 万円/QALY 未満
費用増加※

比較対照技術に対し効果が同等であり、かつ費用が増加するもの。

(公的分析の見解)
・ 分析対象集団Aのうち「三次治療以降」の集団について利用できるデータが単群試験のみ
で不確実性が大きく、比較対照群を含め、その他利用可能なデータは存在しないため、現状
では分析不能である。現在エンハーツ点滴静注用に関する無作為化比較試験が進行中であり、
その結果に基づき評価を行うべき。
(ⅰ)分析対象集団A及びBに共通する主な論点


患者割合について

(専門組織の見解)


患者割合については NDB を基に算出されており、公的分析の再分析結果が妥当であ
る。

(企業の不服意見)


なし

(ⅱ)分析対象集団Aに係る主な論点


分析対象集団Aのうち「二次治療」の集団の取扱いについて

(専門組織の見解)


当該集団について企業及び公的分析が「分析不能」としたことは妥当であり、患者割
合等も踏まえ、本品の費用対効果評価に当たっては、当該集団を除いて費用対効果評価
案を策定することが妥当である。

(企業の不服意見)

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