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大腸がん対策を推進するための「大腸がんファクトシート」公開 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2025/0327/index.html |
出典情報 | 大腸がん対策を推進するための「大腸がんファクトシート」公開(3/27)《国立がん研究センター》 |
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推奨される大腸がん検診(ファクトシート第 4 章 表 3)
有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン 2024 年度版では、便潜血検査免疫法がグレード A(利益
はあり、不利益が中等度以下と判断)として対策型、任意型の両方の検診で推奨されています。全大腸
内視鏡検査は現時点ではグレード C(利益はあるが証拠の信頼性は低く不利益ありと判断)として対策
型検診では推奨されず、任意型検診として十分な情報共有のもと個人の判断に委ねて行うこととされて
います。全大腸内視鏡検査を検診として行った場合の有効性については、現在複数の大規模試験が進
行しており、その結果が待たれます。
表 2 大腸がん検診の総括表:大腸がん検診の推奨グレード
日本で今後必要な方策(ファクトシート第 6 章)
<大腸がんの 1 次予防>
日本人は体質や生活習慣が海外諸国とはちがうため、日本独自の研究をより一層発展することにより、
日本人に最適な大腸がんの予防法を確立する必要があります。
<大腸がんの 2 次予防(検診)>
受診率・精検受診率の向上
実施主体によらない、全国で統一されたプログラムによる検診の実施
有効性の証明された受診勧奨の強化
便潜血検査の精度管理(検査キットの統一、カットオフ値の標準化)
がん検診の意義に関する国民、検診従事者、医療者それぞれへの情報提供
職域検診に対する精度管理の導入とそのための法整備
<大腸内視鏡検診導入における課題>
現在進行中の大規模試験による有効性の証明
大腸内視鏡検査の処理能力の把握
検診対象者の条件設定
4
有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン 2024 年度版では、便潜血検査免疫法がグレード A(利益
はあり、不利益が中等度以下と判断)として対策型、任意型の両方の検診で推奨されています。全大腸
内視鏡検査は現時点ではグレード C(利益はあるが証拠の信頼性は低く不利益ありと判断)として対策
型検診では推奨されず、任意型検診として十分な情報共有のもと個人の判断に委ねて行うこととされて
います。全大腸内視鏡検査を検診として行った場合の有効性については、現在複数の大規模試験が進
行しており、その結果が待たれます。
表 2 大腸がん検診の総括表:大腸がん検診の推奨グレード
日本で今後必要な方策(ファクトシート第 6 章)
<大腸がんの 1 次予防>
日本人は体質や生活習慣が海外諸国とはちがうため、日本独自の研究をより一層発展することにより、
日本人に最適な大腸がんの予防法を確立する必要があります。
<大腸がんの 2 次予防(検診)>
受診率・精検受診率の向上
実施主体によらない、全国で統一されたプログラムによる検診の実施
有効性の証明された受診勧奨の強化
便潜血検査の精度管理(検査キットの統一、カットオフ値の標準化)
がん検診の意義に関する国民、検診従事者、医療者それぞれへの情報提供
職域検診に対する精度管理の導入とそのための法整備
<大腸内視鏡検診導入における課題>
現在進行中の大規模試験による有効性の証明
大腸内視鏡検査の処理能力の把握
検診対象者の条件設定
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