よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


感染症週報 2022年第15週 (7 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2022.html
出典情報 感染症週報 2022年第15週(4月11日-4月17日)(4/28)《国立感染症研究所》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Infectious Diseases Weekly Report Japan

2022年 第15週
(4月11日〜 4月17日)
:通巻第24巻 第15号

〈3月コメント〉
(4月15日集計分)
◆性感染症について (2022年1〜3月、19〜22ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、
淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2022年3月分
の報告を行った性感染症定点医療機関数は984(産婦人科・産科・婦人科:482、泌尿器科:
411、皮膚科:82、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期における各性感
染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、5〜69歳
は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症の男女別
定点当たり報告数の推移(図3)を示す。
性器クラミジア感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男性では減少し、
女性では大きな変化は認められなかった。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比
較すると、男女ともにやや多かった。年齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。また、男
女ともに10〜14歳の報告を認めた。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男女ともに増加傾
向である。
性器ヘルペスウイルス感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに減少し
た。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男性でやや少なかった。年齢
群のピークは男女ともに25〜29歳であった。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男女とも
に横ばいである。
尖圭コンジローマ
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに減少し
た。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともに大きな変化は認
められなかった。年齢群のピークは男性では25〜29歳、女性では20〜24歳であった。15〜29歳
の若年者での動向はここ数年男女ともに横ばいである。
淋菌感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに減少し
た。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、男女ともにやや多かった。年
齢群のピークは男女ともに20〜24歳であった。15〜29歳の若年者での動向はここ数年男女と
もに横ばいであるが、直近では男性で微増傾向である。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

7