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○不妊治療の実態調査の結果について-16 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00093.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第478回 4/14)《厚生労働省》 |
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医療機関アンケート
令和2年度
子ども・子育て支援推進調査研究事業「不妊治療の実態に関する調査研究(概要版)」より引用
医療機関アンケート結果 概要(女性不妊治療のオプション検査・治療)
○ 女性不妊治療におけるオプション検査・治療については、「アシステッドハッチング」
「ERA/ERPeak」「SEET法」「慢性子宮内膜炎検査」「Th1/Th2」「卵子活性化療法」が30%以上の
施設で実施されていた。
※「オプション検査・オプション治療に係る費用についてお答えください。」で記載があった回答の割合。
※前頁では「大変の患者に対して実施しているか?」という設問であったため、前頁との直接的な比較はできない点には留意。
名称
概要
実施医療機関数・割合(N=386)
アシステッドハッチング
胚移植の前に胚の周りを覆っている透明帯を酸性の薬品、機械的方法あるいはレーザーなどを用いて、菲薄化させたり穴を開け、
透明帯から胚の脱出を助けて着床率を上げる方法。
タイムラプス
胚培養の際に培養器(インキュベーター)に内蔵されたカメラによって胚の発育過程を一定間隔で自動撮影する方法。培養器から
取り出さずに胚を観察でき、発育過程を連続画像として観察することで、胚の異常をより詳細にチェックできる。
IMSI
高性能の顕微鏡で精子の頭部を強拡大し、空胞のない精子を選びだし、それを使って顕微授精を行う手技。
PICSI
成熟した精子はヒアルロン酸に結合する特性があり、その特性を利用して精子を選別してICSIを行う方法。ヒアルロン酸を含んだ
プレートに精子を入れ、ヒアロン酸と結合した精子を選択して顕微授精を行う。
卵子活性化療法
高濃度のカルシウムイオン濃度が含まれている培養液に顕微授精後の卵子を浸漬することで、人工的に卵子内部のカルシウムイオ
ン濃度を上昇させ受精の手助けをする方法。
119
30.8%
慢性子宮内膜炎検査
子宮内膜を採取し顕微鏡で細胞の確認を行う検査。
129
33.4%
子宮収縮検査(超音波・
MRI)
受精卵着床を妨げる原因となる子宮収縮の所見有無を分析する。
SEET法
胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、受精卵の着床に適した環境を作り出す。
Th1/Th2
採血によって、1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)の比率を測定する検査。Th1とTh2の比率の異常は、反
復着床不全の原因になるとされている。
ERA/ERPeak
内膜の生検で、子宮内膜が着床可能な状態にあるかどうかを遺伝子レベルで調べる検査。
EMMA
子宮内膜マイクロバイオーム検査と呼ばれるもので、子宮内の細菌叢をみることで、子宮の最近環境が胚移植に適した状態である
かを判定する検査。子宮腔の菌共生バランスが崩れると、ARTの治療成績不良に関連することが示されている。
ALICE
258
66.8%
52
13.5%
6
1.6%
13
3.4%
14
3.6%
150
38.9%
127
32.9%
183
47.4%
90
23.3%
感染性慢性子宮内膜炎検査と呼ばれるもので、子宮内の細菌の中で特に慢性子宮内膜炎(CE)の原因となる細菌を検出する検査。
85
22.0%
PGT
体外で受精させた胚の染色体や遺伝子の検査を行い、病気を持たない可能性の高い胚だけを選択し、子宮に戻して育てる方法。
69
17.9%
フィブリングルー
胚移植をする際に、粘度の高い成分を配合した培養液を用いる方法。
24
6.2%
内膜スクラッチ
着床しやすい子宮環境を、子宮内膜に傷をつけることで故意的に作りだす方法。
81
21.0%
タクロリムス
1型ヘルパーT細胞を優位に低下させ、1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)のバランスを制御することで、
受精卵に対する拒絶反応を避ける方法。
76
19.7%
※
アンケート調査票の検討において、有識者のご意見等を踏まえてオプションとして実施されていると想定されるものを選定をしたものであり、
現時点において、それぞれの検査・治療のエビデンスや有効性については議論をしていない点に留意。
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令和2年度
子ども・子育て支援推進調査研究事業「不妊治療の実態に関する調査研究(概要版)」より引用
医療機関アンケート結果 概要(女性不妊治療のオプション検査・治療)
○ 女性不妊治療におけるオプション検査・治療については、「アシステッドハッチング」
「ERA/ERPeak」「SEET法」「慢性子宮内膜炎検査」「Th1/Th2」「卵子活性化療法」が30%以上の
施設で実施されていた。
※「オプション検査・オプション治療に係る費用についてお答えください。」で記載があった回答の割合。
※前頁では「大変の患者に対して実施しているか?」という設問であったため、前頁との直接的な比較はできない点には留意。
名称
概要
実施医療機関数・割合(N=386)
アシステッドハッチング
胚移植の前に胚の周りを覆っている透明帯を酸性の薬品、機械的方法あるいはレーザーなどを用いて、菲薄化させたり穴を開け、
透明帯から胚の脱出を助けて着床率を上げる方法。
タイムラプス
胚培養の際に培養器(インキュベーター)に内蔵されたカメラによって胚の発育過程を一定間隔で自動撮影する方法。培養器から
取り出さずに胚を観察でき、発育過程を連続画像として観察することで、胚の異常をより詳細にチェックできる。
IMSI
高性能の顕微鏡で精子の頭部を強拡大し、空胞のない精子を選びだし、それを使って顕微授精を行う手技。
PICSI
成熟した精子はヒアルロン酸に結合する特性があり、その特性を利用して精子を選別してICSIを行う方法。ヒアルロン酸を含んだ
プレートに精子を入れ、ヒアロン酸と結合した精子を選択して顕微授精を行う。
卵子活性化療法
高濃度のカルシウムイオン濃度が含まれている培養液に顕微授精後の卵子を浸漬することで、人工的に卵子内部のカルシウムイオ
ン濃度を上昇させ受精の手助けをする方法。
119
30.8%
慢性子宮内膜炎検査
子宮内膜を採取し顕微鏡で細胞の確認を行う検査。
129
33.4%
子宮収縮検査(超音波・
MRI)
受精卵着床を妨げる原因となる子宮収縮の所見有無を分析する。
SEET法
胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、受精卵の着床に適した環境を作り出す。
Th1/Th2
採血によって、1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)の比率を測定する検査。Th1とTh2の比率の異常は、反
復着床不全の原因になるとされている。
ERA/ERPeak
内膜の生検で、子宮内膜が着床可能な状態にあるかどうかを遺伝子レベルで調べる検査。
EMMA
子宮内膜マイクロバイオーム検査と呼ばれるもので、子宮内の細菌叢をみることで、子宮の最近環境が胚移植に適した状態である
かを判定する検査。子宮腔の菌共生バランスが崩れると、ARTの治療成績不良に関連することが示されている。
ALICE
258
66.8%
52
13.5%
6
1.6%
13
3.4%
14
3.6%
150
38.9%
127
32.9%
183
47.4%
90
23.3%
感染性慢性子宮内膜炎検査と呼ばれるもので、子宮内の細菌の中で特に慢性子宮内膜炎(CE)の原因となる細菌を検出する検査。
85
22.0%
PGT
体外で受精させた胚の染色体や遺伝子の検査を行い、病気を持たない可能性の高い胚だけを選択し、子宮に戻して育てる方法。
69
17.9%
フィブリングルー
胚移植をする際に、粘度の高い成分を配合した培養液を用いる方法。
24
6.2%
内膜スクラッチ
着床しやすい子宮環境を、子宮内膜に傷をつけることで故意的に作りだす方法。
81
21.0%
タクロリムス
1型ヘルパーT細胞を優位に低下させ、1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)のバランスを制御することで、
受精卵に対する拒絶反応を避ける方法。
76
19.7%
※
アンケート調査票の検討において、有識者のご意見等を踏まえてオプションとして実施されていると想定されるものを選定をしたものであり、
現時点において、それぞれの検査・治療のエビデンスや有効性については議論をしていない点に留意。
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