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資料2 相談支援現場からみたがん患者・家族等の心配・悩み等の実態と対応策について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
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2.コロナ禍の影響で増加した相談や課題

1)面会制限等による患者・家族・医療者間の情報共有の困難さから生じる相談
の増加、対応に苦慮している(177)
【実態としてあげられたこと】
• 患者と家族が会えないために双方の不安が募る、お互いの思いが伝わりにくい、高齢患者の認知機能が低下する。
• 家族が医療者から話を聞く機会がなくなり、医療者への不信感が生じる、 等

2)面会や県外移動の制限、病床削減等により、望ましい意思決定や治療療養環境
が確保できない(229)
【実態としてあげられたこと】
• 面会が可能な療養先、在宅希望が増えたが、資源が不足している場合もある。
• 終末期ですら面会や付き添いを制限せざるを得ない。
• 県外の家族が帰省した際に、PCR検査の結果待ちが必要となり、在宅サービスの開始が遅れる。
• 他県への通院・転院や他県でのセカンドオピニオンや治験治療が受けにくくなり、治療の選択肢が限られる。
• 緩和ケア病棟がコロナ病床に転換され、療養の場の選択肢が減った。
• コロナ病床への転換で手術や入院までの待ち時間が長くなることに対して不安を感じる患者がいる。
• 帰省控え、在宅サービス・介護サービスの利用控えが生じ、支援が手薄な人が出ている。

3)コロナ感染症へのがん患者ならではの不安が大きく、それに伴い孤立や病状悪化
が生じている(81)
【実態としてあげられたこと】
• 受診控えにより治療のタイミングを逃す人がいる、状態が悪化してから相談に来る人が増えた。
• 治療中にワクチン接種をしてよいか、したほうがよいか等の問い合わせが多い。
• 外出を控え、孤立している様子がある、相談したい人も相談できていない様子がある。

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