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参考資料4 母子健康手帳に関する検討会報告書(平成23年11月) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25683.html
出典情報 母子健康手帳、母子保健情報等に関する検討会(第1回 5/27)《厚生労働省》
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文献

・平成 23 年度厚生労働科学研究費補助金

疾病・障害対策研究分野 難治性疾患克

服研究「新生児・乳児胆汁うっ滞症候群の総括的な診断・治療に関する研究班」
胆道閉鎖症等早期発見のための便カラ―カードに関する中間報告

5)予防接種記載項目の充実
現行の母子健康手帳における予防接種の記載については、定期接種の記載欄が一連
のものとなっていない。また、任意接種欄には、ワクチン名の記載はなく、空いてい
る欄に随時記載するようになっている。
しかし、予防接種の重要性を考えると、定期接種の記載欄を一連の様式とし、任意
接種欄を充実することが適当である。また、予防接種の実施スケジュールを記載する
ことが望ましい。

3.母子健康手帳に関連する今後の課題について
1)母子健康手帳の交付
母子健康手帳の交付時期については、妊娠 11 週未満での届出が平成 21 年度では
86.9%と徐々に増加してきている。しかし、妊娠の届出がない場合は、妊婦健康診査
の未受診や飛び込み分娩、出産後の子どもの虐待などにつながる可能性があるため、
引き続き早期の届出がなされるよう啓発に努めることが適当である。
母子健康手帳の交付は、行政の母子保健担当者が妊産婦に接触する最初の機会であ
ることから、保健師や助産師等が妊婦の健康面のみならず、社会経済的な状況につい
ても十分に把握し、適切な対応を行うことが望ましい。また、交付時や母親学級等の
機会に、母子健康手帳が妊産婦自身と子どもの健康管理を目的とすることや、その内
容や使用法についても伝えることが必要である。なお、母子健康手帳は、周産期の状
況等世代間で共通する情報や予防接種の記録を含むことから、長期間保管するととも
に、成人時に保護者から子どもに手渡すことも有意義である。
2)母子保健情報の提供
母子健康手帳では、定型的な成長発達経過をとる子どもを中心とした記述とならざ
るを得ないが、低出生体重児や先天性の疾患を持つ子どもなどの育児に役立つ情報提
供も求められている。ウェブサイト等で多様なニーズに応える情報を提供する方法等
について、検討することが望ましい。
母子健康手帳は、記載される情報の更新頻度や量に限界があり、ウェブサイト等の
活用も含め、母子健康手帳に記載すべき情報と他の媒体による情報提供が可能な情報
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