よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


たばこについての世論調査結果成人18歳、喫煙20歳年齢制限下の意識や課題を調査.pdf (7 ページ)

公開元URL https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2022/0531/index.html
出典情報 成人年齢とたばこについての世論調査結果(5/31)《国立がん研究センター》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

3

まとめ



本調査は、国民の意識を把握することを目的として、2020 年 4 月にインターネット調査によ
り実施し、2,040 名(20 歳以上の喫煙者 1,000 名、非喫煙者 1,000 名、18 歳・19 歳 40 名)
の回答を得ました。



喫煙開始年齢と健康リスクについての認知度・理解度は、全ての項目で半数の 5 割に満たず、
健康上の悪影響についての普及啓発が重要な課題とわかりました。



20 歳になったときにたばこを吸いたいと思ったかどうかは、喫煙者と非喫煙者で大きく割合
が異なる結果が示されました。20 歳になったときにたばこを吸ってみたいと思ったかどうか
が、その後の喫煙状況に影響を与える可能性があることがわかりました。



20 歳になったときにたばこを吸ってみたいと思ったきっかけは、「家族がたばこを吸ってい
て、たばこが身近にあったから」を選択した回答が最も多い結果でした。今後、若年層の喫
煙開始を防ぎ、喫煙率を下げるためには、子どもの周りでたばこを吸わない、たばこを見せ
ないことが重要と考えます。



公共空間での受動喫煙対策についての認識は、20 歳以上全体で、一律の禁止を含めて規制の
強化を今後推進すべきであるという意見が最も多い結果でした。公共空間での喫煙禁止や規
制の推進は、たばこを吸う行為を見せないことにもつながり、若年層がたばこを吸ってみた
いと思うきっかけの減少にもつながると予想されます。



今後、さらにこの調査を発展させ、以下のような調査研究を行うことで、喫煙開始年齢の低
年齢化を抑え、喫煙率を下げるための具体的な政策提言へつなげることができると考えます。


喫煙開始年齢と健康リスクについての普及啓発活動の推進および効果検証



受動喫煙対策による喫煙開始の抑制や喫煙率低下へのインパクト評価



各種たばこ対策による喫煙開始の抑制や喫煙率低下へのインパクト評価



喫煙者、とりわけ若年層の喫煙者への禁煙介入方法および効果の検討

<本調査に関するお問い合わせ先>
国立研究開発法人国立がん研究センター がん対策研究所 がん情報提供部 たばこ政策情報室
〒104-0045 東京都中央区築地 5-1-1
ダイヤルイン:03-3547-5201(内線 1646、6119) E-mail:tobacco@ncc.go.jp
<その他全般についてのお問い合わせ先>
国立研究開発法人 国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
担当:がん対策研究所 がん登録センター 院内がん登録室 髙橋 ユカ
〒104-0045 東京都中央区築地 5-1-1
ダイヤルイン:03-3547-5201(内線 3548)(担当:髙橋)
TEL:03-3542-2511(代表)

E-mail:ncc-admin@ncc.go.jp

7