入-2参考2 (79 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00030.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度第8回 10/1)《厚生労働省》 |
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令和3年度特別調査(ヒアリング)の結果報告について(令和3年8月27日入院分科会資料抜粋)
【診断群分類のコーディングをする上で、分かりづらいと感じる点や判断に迷う点、改善を求めたい点、ご意見等】
・MEDIS標準病名マスタにないものが多い(とりわけ、整形外科系の部位コード等)ので改善してほしい。
・コーディングテキストの事例を増やしてほしい(外傷系、DICや敗血症、廃用症候群、稀少な事例、ダブルコーディングの医療資源投入量の判別、老衰、
C800原発不明癌 等)。
・皮膚潰瘍(L98、L97)が100100糖尿病足病変のDPCになるが、糖尿病が無い人でも皮膚潰瘍になりうる。また、足だけでなくいろいろな部位へと発症され
る患者もいる。分類名の変更等をすべきではないか。
・110280慢性腎炎症候群慢性間質性腎炎慢性腎不全の「手術処置1」にD412経皮的針生検法はあるが、D412-2経皮的腎生検法が定義されていない。
・部位不明・詳細不明のコードについて、どうしても使用しなければいけないコードがあるので改定してほしい。(医師から相談を受けてそれのみになって
しまう場合やCPAや短期間(入院時から48時間以内)で専門病院への転院や死亡。関節リウマチ、鉄欠乏性貧血、小腸イレウス、虚血性腸炎、膝関節滑
膜炎、廃用症候群など代替コードがあるか。
・Rコードに該当するものしかコーディングしがたい場合に判断が迷う(どうしても原因がわからない不明熱、老衰等)。
・原疾患をどのあたりまで考慮すればよいのか迷う(原疾患と合併症が複数あった場合の選択の基準)。
・入院期間Ⅲを超え翌月に手術等を行い包括に戻った場合やDPC/出来高変更の際の運用等。一度前月分を請求しているのに、取り下げを行わなけれ
ばならず、煩雑化し事務処理(患者への説明含めて)に手間がかかる。
・アルコール肝硬変による肝不全に対して治療を行った場合に、アルコール性肝疾患(K70$)と肝硬変(K746)のどちらでコーディングするのが適切か判
断に迷う。
・化学療法と放射線療法の併用時、病名によって分岐が異なるため、統一してほしい。
・診断群分類が複雑なので簡素化していただきたい(脳梗塞や肺炎)。
・転移性脊椎腫瘍(C795)に対して治療を行った場合(原発に対する治療なし)、C795では「070040 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く)」となり、脊椎を除くとなっ
ています。「070030 脊椎・脊髄腫瘍」では原発のICDしか該当しないため、コーディングに迷う。
・アブラキサン点滴静注を使用した場合は手術・処置等2での対応薬剤は「パクリタキセル(アルブミン懸濁液)」のみが該当薬剤なのか判断が難しい。
・「腹膜炎を伴う虫垂炎」の分類が存在しないため、判断に迷う。
・180040の手術の合併症に資源病名として選択していいのか定義が曖昧。
特別な治療をしていない場合(看取り状態含む)の医療資源病名の選択が困難な場合がある。 合併症か、原疾患かを選ぶ場合の基準が曖昧で迷う事
がある (リハビリ目的や終末期やその緩和ケアの場合)。
・臨床に沿った医師向けのコーディングテキストを作成してほしい(診療ガイドライン等を考慮した医師を納得させるためのマニュアル)。
・コーディングに特化した窓口開設をしていただきたい(SNSを利用したQA対応や窓口や厚生局で受け付けたコーディングに関する疑義や回答の公開と
共有)。
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