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○先進医療技術の科学的評価等について参考資料3 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html
出典情報 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》
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先進医療の保険導入等に関する事前評価技術一覧
第2項先進医療 【先進医療A】 (25種類)
告示
番号

先進医療技術名

適応症

技術の概要

適応年月日

子宮腺筋症は、これまで子宮全摘術によって治療されてきた。腺筋症組織は、子
宮筋層の中に複雑に入り込んでいることから、従来、腺筋症組織のみを正常の子
宮筋層と分離して切除することは困難であったが、本技術は開腹後、新たに開発
されたリング型の高周波切除器を用いることにより腺筋症組織のみを切除(核出)
するものである。

平17.10.1

高周波切除器を用いた
子宮腺筋症核出術

子宮腺筋症

陽子線治療

頭頚部腫瘍(脳腫瘍を含む。)肺・縦隔
腫瘍、骨軟部腫瘍、消化管腫瘍、肝胆膵腫
放射線の一種である粒子線(陽子線)を病巣に照射することにより悪性腫瘍を治
瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又は転移
療する。
性腫瘍(いずれも根治的な治療法が可能なも
のに限る。)

平13.7.1

神経変性疾患の遺伝子診断

脊髄小脳変性症、家族性筋萎縮性側索硬化
PCR法、DNAシークエンサー装置等を用いて責任遺伝子の異常を探索し正確な
症、家族性低カリウム血症性周期性四肢麻
診断を行う。
痺又はマックリード症候群

平15.9.1

5

重粒子線治療

頭頚部腫瘍、肺・縦隔腫瘍、消化管腫瘍、肝
胆膵腫瘍、泌尿器腫瘍、乳腺・婦人科腫瘍又
重粒子線(炭素イオン線)を体外から病巣に対して照射する治療法。
は転移性腫瘍(いずれも根治的な治療法が
可能なものに限る。)

6

抗悪性腫瘍剤治療における
薬剤耐性遺伝子検査

1

2

4

平15.11.1

悪性脳腫瘍

手術中に得られた組織からPCR法にて抗がん剤耐性遺伝子を測定し、腫瘍に対
する抗がん剤の感受性を知ることができる。これに基づいて抗がん剤を使用する
ことにより、より高い効果を得、不必要な副作用を避けることができる。

平16.11.1

平16.12.1

平16.12.1

7

家族性アルツハイマー病の
遺伝子診断

家族性アルツハイマー病

家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の変異に対する診断を行う。正確な診断に
より、個々の患者ごとに、遺伝的背景の差異に基づく病気の特徴を踏まえた予後
の推定を可能にし、将来に向けた療養方針やリハビリ計画を患者やその家族に示
すことができる。

8

腹腔鏡下膀胱尿管逆流
防止術

膀胱尿管逆流症
(国際分類グレードVの高度逆流症を除く。)

腹腔鏡下に膀胱外アプローチにより尿管を膀胱筋層内に埋め込み、逆流防止を
行う。

9

泌尿生殖器腫瘍後腹膜
リンパ節転移に対する
腹腔鏡下リンパ節郭清術

精巣腫瘍、膀胱腫瘍等の摘出後、追加の化学療法・放射線療法の必要性を判断
泌尿生殖器腫瘍(リンパ節転移の場合及び
するために、腹腔鏡を用いて後腹膜リンパ節を切除しリンパ節転移の有無を確認
画像によりリンパ節転移が疑われる場合に限
する。切除したリンパ節に腫瘍の転移がなければ、追加の化学療法・放射線療法
る。)
を行わず、その副作用を避けることができる。

11

歯周外科治療における
バイオ・リジェネレーション法

平17.2.1

歯周炎による重度垂直性骨欠損

本法は、セメント質の形成に関与する蛋白質を主成分とする歯周組織再生誘導材
料を用い、フラップ手術と同様な手技を用いた上で、直接、歯槽骨欠損部に填入す
るだけであり、短時間で低侵襲な手術が期待できる。

平19.10.1

多焦点眼内レンズを用いた
水晶体再建術

白内障

多焦点眼内レンズは、無水晶体眼の視力補正のために水晶体の代用として眼球
後房に挿入される後房レンズである点では、従来の単焦点眼内レンズと変わりは
ない。
しかし、単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦
点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、こ
れに伴い眼鏡依存度が軽減される。
術式は、従来の眼内レンズと同様に、現在主流である小切開創から行う超音波水
晶体乳化吸引術で行う。

平20.7.1

15

培養細胞による
ライソゾーム病の診断

先天性代謝異常の罹患リスクが高い胎児、新生児及び先天性代謝異常が疑われ
る症状を有する小児から、胎児の場合は、羊水を採取し、羊水細胞を培養後、細
胞中の酵素活性を測定する。新生児や小児においては、末梢血を採取してリンパ
ライソゾーム病(ムコ多糖症I型及びII型、ゴー 球を培養、あるいは、皮膚生検を行い線維芽細胞を培養して、培養細胞中の酵素
活性を測定する。
シェ病、ファブリ病並びにポンペ病を除く。)
酵素活性の測定後、酵素補充療法の適応とならないものについては、造血幹細胞
移植等の種々の治療法や、治療法がない場合においては、早期の対症療法や生
活指導を行うことにより、患者のQOLの向上を可能とする。

平20.7.1

16

培養細胞による脂肪酸代謝
異常症又は有機酸代謝
異常症の診断

脂肪酸代謝異常症又は有機酸代謝異常症

酵素活性の測定には、静脈血液5~10mlまたは米粒大の皮膚片から、培養リン
パ球や培養皮膚線維芽細胞を樹立する。これらの技術によって得た培養細胞を用
いて、酵素活性を測定して先天性代謝異常症の確定診断を行う。

平20.8.1

角膜ジストロフィー

本技術によって原因遺伝子を明らかにすることにより、病型に加え、発症年齢、重
症度や予後も推定可能となり、治療により進行を遅らせることが可能な例を特定す
ることや、角膜移植後の再発リスクを明らかにすることができる。さらに、患者が自
分の病気を遺伝病として理解した上で、自身や家族の結婚や出産に関連して生じ
る諸問題について計画的に対処することが可能となる。

平20.12.1

14

17

角膜ジストロフィーの
遺伝子解析

1