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○先進医療技術の科学的評価等について参考資料3 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00016.html
出典情報 先進医療会議(第81回 7/7)《厚生労働省》
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血中TARC濃度の迅速測定

1)血清TARC 迅速検査の対象患者の選択
・ 皮膚科専門医は「皮膚科専門医が重症あるいは重症化の可能性があると判断
した汎発型皮疹の患者で、かつ薬疹が疑われるもの」を選択し、院内検査室に血
清TARC 迅速検査を依頼する。
2)血清TARC 迅速検査の実施
汎発型の皮疹(皮膚科専門医(公益社団法人 ・ 対象患者の静脈採血から分取された血清成分の一部(30μl)を自動免疫測定装
日本皮膚科学会が認定したものをいう。以下 置HISCL とHISCL®TARC 試薬を用いて血清TARC 濃度の自動測定(17 分)を
同じ。)が重症又は重症化の可能性があると 行う。
判断したものであって、薬疹が疑われるもの 3)皮膚科専門医へ測定結果の迅速報告
に限る。)
・ 臨床検査技師は血清TARC 検査と一般血液検査(好酸球数、好中球数、白血
球数、CRP、肝機能、腎機能等))の結果をまとめ、採血から1 時間半程度で臨床
医に報告する。
4)皮膚科専門医による迅速な総合診断
・ 皮膚科専門医は、病歴・薬歴・臨床所見に加え本TARC 検査、一般血液検査を
総合的に鑑みて診断を行い、治療法を選択する。

平30.4.1

29

・適応:BHD 症候群及びBHD 症候群が疑われる気胸・肺嚢胞・皮膚腫瘍・腎腫瘍
の患者
・効果:遺伝子診断によって腎癌の早期発見・早期治療が可能となる。また反復性
気胸や皮膚腫瘍の治療にも有益で、BHD 症候群が疑われる同胞等の診断・治療
Birt―Hogg―Dubé (BHD)症候群又はBi にもつながる。
Birt-Hogg-Dubé(BHD)症候群
rt―Hogg―Dubé (BHD)症候群が疑われ ・手技:臨床遺伝専門医により十分なカウンセリングを行い、遺伝子検査承諾を得
の遺伝子診断
る。血液あるいは手術で切除された組織を検体とする。検体からDNA を抽出し、
るもの
FLCN 特異的プライマーを用いてPCRを行い増幅させる。得られたPCR 産物を精
製しラベリング後、シーケンサーで遺伝子配列を決定する。
・検査後:臨床遺伝専門医が結果説明とカウンセリングを行う。確定患者に対して
全身症状や腎病変の有無を定期的に観察する。

平31.2.1

第3項先進医療【先進医療B】(1種類)
告示
番号

36

先進医療技術名

適応症

多血小板血漿を用いた難治性 褥瘡又は難治性皮膚潰瘍(美容等に係るも
皮膚潰瘍の治療
のを除く。)

技術の概要

適応年月日

従来型保存治療において治療抵抗性かつ手術不能(または拒絶)な褥瘡を含む
難治性皮膚潰瘍を対象疾患とし、2年間で23例の患者に対して本治療を行う。患者
本人から1回に最大で10%輸血用クエン酸ナトリウム含有末梢血液20〜40mLを採
血し、血液成分分離容器に注入後、遠心型血液成分採取装置で約15分間遠心分
離して自己多血小板血漿を分取する。分取した多血小板血漿を患部(潰瘍部位)
の大きさに応じた用量を塗布する。PRP治療開始後、7日おきに写真撮影を行い、4
回の治療終了後、創傷部の面積測定、写真撮影を行う。完全上皮化に至っていな
い場合、更に4回治療を行う。

平26.10.1

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