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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1021822.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第92回 7/7)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

⑥-1

7 月 7 日 第 92 回モニタリング会議のコメント
ア)熱中症による搬送件数の増加もあり、東京ルールの適用件数が増加している。急激な感染拡大による救急医
療体制への影響に警戒する必要がある。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、新型コロナウイルス感染症流行前
の水準と比べると、依然延伸したまま推移している。熱中症等の夏季における救急需要の増加と感染拡大が重
なることによる救急搬送件数の増加が懸念される。
(1) 7 月 6 日時点の入院患者数は、前回の 857 人から、1,288 人に大きく増加した。

(2) 今週新たに入院した患者は、前週の 579 人から 824 人に大きく増加した。また、入院率は 3.5%(824 人/今
週の新規陽性者 23,441 人)であった。
(3) 都は、各医療機関に要請する病床確保レベルをレベル 1(5,000 床)としており、7 月 6 日時点で確保病床数
は 5,047 床となった(稼働病床数 4,766 床)

(4) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 186
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)入院患者数は、2 週間で倍増しており、医療提供体制への深刻な影響が危惧される。通常医療とのバランス

⑥ 入院患者数

を踏まえながら、医療提供体制の強化に向けた準備を早急に進める必要がある。
イ)入院調整本部への調整依頼件数は、7 月 6 日時点で 134 件となった。入院調整本部では、重症度別の入院調
整班や、転退院、保健所、往診等の支援班を設置し、中和抗体薬等の担当とも連携して対応している。
⑥-2

7 月 6 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 23%を占め、次いで 70 代が約 19%であ
った。
【コメント】
ア)入院患者数に占める 60 代以上の割合は、約 64%と引き続き高い値のまま推移しており、高齢者を受け入れ
ることが可能な病床や、軽症・無症状の高齢者のための臨時の医療施設の運用が重要である。
イ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 22,164 人から 7 月 6 日時点で 39,229 人に増加した。内訳は、入院患者

⑥-4

1,288 人(前回は 857 人)、宿泊療養者 3,299 人(同 1,666 人)、自宅療養者 22,817 人(同 13,831 人)、入院・療
-8-