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資料1 医療従事者の安全を確保するための対策について (3 ページ)

公開元URL https://www.med.or.jp/nichiionline/article/010744.html
出典情報 医療従事者の安全を確保するための対策について(7/13)《日本医師会》
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警察との間で緊密な連携体制を構築し、具体策を協議しておくことが望まし
いとの意見が示された。
これを踏まえ、「医療機関からの相談について、警察と連携をとっている
か」との問いを設けたところ、全体の21%にあたる10医師会が「連携をおこ
なっている」と回答した。
連携の具体的な内容としては、「情報共有」が最も多く、「最寄りの交番・警察
に連絡し、情報共有・巡回強化を依頼する」という回答もあった。
「行っていない」場合の理由として、「現状として、警察に連携を求めるよう
な事例がないため」「(医師会を介さず)医療機関から警察に直接相談する仕
組みとしている」等が挙げられている。
次に、 「都道府県医師会と警察で個別的な意見交換等を行っているか」と
の問いに対し、「行っている」と回答した医師会は13医師会で、全体の約28%
であった。意見交換の内容としては、「警察の介入が必要と感じた事例」「検
視・検案業務」「警察協力医」に関するものが多かったが、中には、「顔の見える
関係作りを維持するために医師会での会議、研修会への出席を依頼してい
る」というものもあった。
さらに、本アンケートでは「警察活動に協力する医師の部会」の活動を通じ
て築いた、警察との良好な関係性を基盤に、「医療従事者の安全を守るための
検討会」を計画しているといった好事例を示す回答もあった。
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ハラスメント、クレーマー対策など各種研修会の開催について
研修会を「開催している」と回答した医師会は22医師会で、全体の約
47%であった。具体的には年に 1 回程度、「医療安全研修会」「接遇研修」
「医療安全講習会」といった名称で開催されているといった回答が多くみら
れた。
「開催していない」と回答した医師会は、その理由として「特に開催の要望が
ないため」「必要性を感じない」を挙げている。

4 各関係機関が取り組むべき対策案
本委員会は、「2」において抽出した問題点、並びに「3」にみたアンケート調査に
おける意見等を踏まえ、今後、医療従事者の安全確保のために各関係機関が喫緊
に取り組むべき具体策として以下の項目を提案する。
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