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資料3-2-② 鈴木先生提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00348.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第90回 7/13)《厚生労働省》
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未接種者中の免疫保持者(既感染による)の割合による検討

要因4に関する検討

接種歴別の感染者数データを基にワクチンの有効性を推定するには、予防接種歴を除く他の要因が比較可能であること
が望ましい。例えば、未接種者を成す分母を構成する数は感受性者のみから成ることが望ましい。以下、未接種者中の
一定割合が既感染者であり感染・発病を回避する免疫を保持していた場合に、残る感受性者のみでリスクを計算した。

未接種者の集団のうち感受性者の感染リスク

0.02

※第4回血清疫学調査(2022年2月)では、予防接種歴なし
の者の抗N抗体陽性率は10%(95%信頼区間:7.3-15.0%)、
接種歴ありの者の抗N抗体陽性率は4.0% (95%信頼区間:
3.8-4.7%)であった。

80-89歳
70-79歳
65-69歳
60-64歳
50-59歳
40-49歳
30-39歳
20-29歳
12-19歳

0.015

0.01

0.005

0
0

10

20

30

40

50

60

未接種者の集団全体における既感染率(%)

70

80

出典:https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2484-idsc/11118covid19-79.html

【解釈】オミクロン株を含めて自然感染が多数発生した今日においては、未接種者中の感染リスクが過小評価されてしまう
可能性がある。分母の未接種者を感受性宿主のみにすると、実際の未接種者のリスクはより高いものと思われる。
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