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○先進医療会議からの報告について_総-4 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00155.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第524回 7/20)《厚生労働省》 |
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様式第5号
先進医療の内容 (概要)
先進医療の名称:慢性膵炎等に対する膵全摘術に伴う自家膵島移植
適応症:疼痛コントロール困難な慢性膵炎および膵動静脈奇形で、膵全摘術が適応となる場合
(先進性)
膵島移植はインスリン分泌細胞である膵ベータ細胞の補充療法として有効かつ膵臓移植より低
侵襲な、先進的な治療である。日本では再生医療として位置付けられている。
1型糖尿病患者に対する同種死体膵島移植については、有効性・安全性等が確認されたことを踏
まえ、2020 年度から保険収載された。しかし、膵良性疾患で膵全摘術を受ける患者が発症する糖
尿病を抑制するための自家膵島移植は、海外では標準治療になりつつあるが日本では未だ標準治
療ではない。本先進医療では、自家膵島移植の有効性を検証し、保険収載を目指すものである。
(概要)
疼痛コントロール困難な慢性膵炎および膵動静脈奇形という膵全摘術が適応となる膵良性疾患
に対して膵全摘術を行い、併せて膵島の自家移植を行う。自家膵島移植の有効性について検討す
るため移植膵島機能および糖代謝機能を評価する。副次的に疼痛抑制効果、QOL、安全性を評価
する。
(効果)
膵切除による除痛や膵炎抑制効果はそのままに、デメリットである術後糖尿病の軽減効果を期待
する。すなわち、安全性を確認すれば本治療の患者に対する利益は大きいことが予想される。既
存治療ではコントロール困難にもかかわらず、術後糖尿病発症を恐れて膵切除術が実施されない
患者や、標準治療でないために膵切除術のみが施行されて術後不安定糖尿病に悩まされる患者な
どにも大いに貢献できると期待される。さらに、難病である遺伝性膵炎(進行性の難治性慢性膵
炎を呈する疾患)は本治療の良い適応と考えられており、難病医療にも貢献することができる。
(先進医療にかかる費用)
技術にかかる総費用は 471 万円で、先進医療に係る費用は 133 万円である。この先進医療部分
について研究費が補填される場合、患者負担額は保険外併用療養費分に係る一部負担金である
104 万円となり、研究費の補填が無い場合、患者負担額はおよそ 237 万円となる。
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先進医療の内容 (概要)
先進医療の名称:慢性膵炎等に対する膵全摘術に伴う自家膵島移植
適応症:疼痛コントロール困難な慢性膵炎および膵動静脈奇形で、膵全摘術が適応となる場合
(先進性)
膵島移植はインスリン分泌細胞である膵ベータ細胞の補充療法として有効かつ膵臓移植より低
侵襲な、先進的な治療である。日本では再生医療として位置付けられている。
1型糖尿病患者に対する同種死体膵島移植については、有効性・安全性等が確認されたことを踏
まえ、2020 年度から保険収載された。しかし、膵良性疾患で膵全摘術を受ける患者が発症する糖
尿病を抑制するための自家膵島移植は、海外では標準治療になりつつあるが日本では未だ標準治
療ではない。本先進医療では、自家膵島移植の有効性を検証し、保険収載を目指すものである。
(概要)
疼痛コントロール困難な慢性膵炎および膵動静脈奇形という膵全摘術が適応となる膵良性疾患
に対して膵全摘術を行い、併せて膵島の自家移植を行う。自家膵島移植の有効性について検討す
るため移植膵島機能および糖代謝機能を評価する。副次的に疼痛抑制効果、QOL、安全性を評価
する。
(効果)
膵切除による除痛や膵炎抑制効果はそのままに、デメリットである術後糖尿病の軽減効果を期待
する。すなわち、安全性を確認すれば本治療の患者に対する利益は大きいことが予想される。既
存治療ではコントロール困難にもかかわらず、術後糖尿病発症を恐れて膵切除術が実施されない
患者や、標準治療でないために膵切除術のみが施行されて術後不安定糖尿病に悩まされる患者な
どにも大いに貢献できると期待される。さらに、難病である遺伝性膵炎(進行性の難治性慢性膵
炎を呈する疾患)は本治療の良い適応と考えられており、難病医療にも貢献することができる。
(先進医療にかかる費用)
技術にかかる総費用は 471 万円で、先進医療に係る費用は 133 万円である。この先進医療部分
について研究費が補填される場合、患者負担額は保険外併用療養費分に係る一部負担金である
104 万円となり、研究費の補填が無い場合、患者負担額はおよそ 237 万円となる。
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