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オミクロン株のBA.5系統への置き換わりを見据えた感染拡大に対応するための医療機関・保健所の負担軽減等について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 オミクロン株のBA.5系統への置き換わりを見据えた感染拡大に対応するための医療機関・保健所の負担軽減等について(8/4)《厚生労働省》
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オミクロン株の特徴に合わせた医療機関や保健所の更なる負担軽減への対応
4.救急医療等のひっ迫回避に向けた対応
 7月22日付けで、厚生労働省から都道府県等に対し、受診控えが起こらないよう配慮の上で、例えば、無症状で念のための検査のためだ
けの救急外来受診を控えることについて、地域住民に対する周知を進めるよう要請したところ。
 この度(8月2日)、日本感染症学会、日本救急医学会、日本プライマリ・ケア連合学会及び日本臨床救急医学会の4学会から「限りあ
る医療資源を有効活用するための医療機関受診及び救急車利用に関する4学会声明」が出され、その中において、次のとおり、症状の程
度等に応じた行動のお願いが記載されている。
・症状が軽い場合は、65歳未満で基礎疾患や妊娠がなければ、限りある医療資源を有効活用するためにも、検査や薬のためにあわてて医
療機関を受診することは避けること
・症状が重い場合や、65歳以上の方や基礎疾患がある方、妊娠中、ワクチン未接種の方などは、重症になる可能性があるため、早めにか
かりつけ医や近隣の医療機関へ必ず相談、受診(オンライン診療を含む)すること
・救急車を呼ぶ必要がある症状は、顔色が明らかに悪い、意識がおかしい(意識がない)、日常生活で少し動いただけで息苦しい、肩で息
をしている、などがあり、このような場合には救急車を呼ぶことをためらわないこと
・救急車の利用の判断に迷う場合には、普段からの体調を把握しているかかりつけ医への相談、各種相談窓口などを活用すること
 こうした内容について、厚生労働省から、地域の実情に応じて都道府県等が地域住民に周知する際の参考とするよう、連絡する。その趣
旨は、限りある医療資源を有効活用し、救急医療や医療機関を受診する必要性の高い人が速やかに利用できるように、国民の協力をお願
いするものである。
 また、都道府県等に対し、地域住民に対する周知に際して、自己検査結果を発熱外来の受診を経ずに自治体の健康フォローアップセン
ター等に登録する仕組み(発熱外来自己検査体制)の活用や、体調が悪くなったときなどに不安や疑問に対応できるよう、医療従事者等
が電話で対応する相談窓口(※)も合わせて周知すること、また、こうしたフォローアップ・相談体制の強化を図るよう、要請する。
(※)各都道府県が公表・周知している「新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センター」
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html参照)、
「子ども医療電話相談(♯8000)」等

 合わせて、職場等において、療養開始時や復帰時に発熱外来での検査を求めないことについて経済団体等に要請を行っており、引き続き
幅広く周知を図る。