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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022023.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第98回 8/18)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

8 月 18 日 第 98 回モニタリング会議のコメント
る。
ウ)都は、診療・検査医療機関への負担軽減を図るため、自主的な検査で陽性だった場合に、発熱外来を受診せ
ずにウェブで申請し、医師が陽性を確定する「陽性者登録センター」を、20 代から 40 代を対象とし、設置し
ている。
エ)誰もが、いつどこで感染してもおかしくない状況が続いている。
「限りある医療資源を有効活用するための医
療機関受診及び救急車利用に関する 4 学会声明」によると、ワクチン接種済みであっても、息苦しい、水分も
取れない等の重い症状の場合や急変時には、速やかに医療機関を受診する必要があるとしており、発熱や咳、
咽頭痛等、症状が軽い場合は、余裕をもって、かかりつけ医、発熱相談センター、#7119 又は診療・検査医療
機関に電話相談することが望まれる。
オ)無症状で感染の不安がある方は、
「新型コロナ・オミクロン株コールセンター」に電話相談することが望まれ
る。



⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1
⑥ 入院患者数

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 271.6 件/日から 8 月 17 日時点で 256.1 件/日となった。
【コメント】
ア)かつてない感染状況が続いていることや、猛暑等の影響を受け、救急要請件数は高い水準で推移している。
新型コロナウイルス感染症を疑う患者に対応できる救急医療機関には限りがあり、東京ルールの適用件数の 7
日間平均も、非常に高い値で推移している。
イ)救急搬送においては、医療機関への収容依頼に対し、救急用の病床が満床であることによる受入不能回答が
多く、搬送先決定までに著しく時間を要している。そのため、救急車が患者を搬送するための現場到着から病
院到着までの活動時間は延伸し、出動率が高い状態が続いている。これに対し、東京消防庁は、非常用救急隊
を増隊して対応しているが、通報から現場到着まで時間がかかる状況が常態化している。
ウ)酸素・医療提供ステーションにおける救急患者の受入れを積極的に行う必要がある。
(1) 8 月 17 日時点の入院患者数は、前回の 4,304 人から、4,424 人となった。

(2) 今週新たに入院した患者は、前週の 2,549 人から 2,295 人となった。また、入院率は 1.3%(2,295 人/今週の
新規陽性者 170,844 人)であった。
(3) 都は、軽症・中等症用の病床確保レベルをレベル 2(7,094 床)としており、8 月 17 日時点で稼働病床数は
6,904 床、稼働病床数に対する病床使用率は 64.1%となっている。
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