よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022023.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第98回 8/18)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モニタリング項目

グラフ

8 月 18 日 第 98 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)入院患者数は、8 月 17 日時点で過去最多の 4,424 人となり、非常に高い水準で推移している。
イ)第 6 波のピーク時(2 月 8 日、約 18,012 人/日)を超える感染状況が約 1 か月間継続している。こうした中、
医療機関は、今まで以上に通常医療のスタッフを新型コロナウイルス感染症のための医療に振り替えざるを得
ない状況に陥っている。さらに、多くの医療機関では、医療従事者が陽性又は濃厚接触者として就業制限を受
けることにより、十分に人員を配置できない状態が長期化し、負担が増している。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、8 月 17 日時点で 632 件となった。透析、介護を必要とする者や妊婦等、
翌日以降の入院調整を余儀なくされている事例が多数発生している。
エ)かつてない感染状況が続く中、保健所や入院調整本部からの依頼件数も、極めて高い水準で推移している。
陽性患者の入院と退院時には共に手続き、感染防御対策、検査、調整、消毒など、通常の患者より多くの人手、
労力と時間が必要であり、入院受入れが困難な状況となるなど、医療機関への負荷が増大し続けている。

⑥ 入院患者数

⑥-2

8 月 17 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 31%を占め、次いで 70 代が約 20%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は約 76%と、引き続き高い値で推移しており、今後の動向に警戒
する必要がある。介助が必要な患者への対応に加え、重症患者へのケアにより、医療機関は多くの人手を要す
るようになっている。
イ)都では、高齢者等医療支援型施設を 3 か所運営しており、高齢者施設の入所者や病院からの軽快した高齢の
患者を受け入れている。
ウ)都は、受入医療機関と意見交換会を実施し、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用
による情報の共有化を進めている。

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 261,485 人から 8 月 17 日時点で 214,647 人となった。内訳は、入院患者

⑥-4

4,424 人(前回は 4,304 人)、宿泊療養者 6,476 人(同 7,176 人)、自宅療養者 136,078 人(同 169,021 人)、入院・
療養等調整中 67,669 人(同 80,984 人)であった。
【コメント】
-9-