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【資料1】終末期の課題 (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27697.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会 がんの緩和ケアに係る部会(第6回 8/31)《厚生労働省》
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拠点病院と連携する医療機関等における緩和ケアの質的な
連続性の担保
<検討の視点>


がん患者の多くが、がん診療連携拠点病院等以外の病院で看取られている現状がある。



地域で緩和ケアを提供するにあたり、地域の資源を連携させる必要があることから、関係施設間の連携・調整を行う「地域
緩和ケア連携調整員」を育成するための研修を実施しているが、地域により拠点病院等の受講状況には差が見られる。



地域において緩和ケアを推進するうえで、多職種・多機関の相互理解の不足やネットワークの未構築、地域における課題の
抽出やその解決策を探るシステムの不備等、地域連携基盤の不備に関する課題が挙げられている。



地域の医療機関間で、がんに関する医療提供体制や社会的支援のあり方に関する情報共有・役割分担・支援等について議論
する場については、ほとんどの拠点病院等が設置している一方、緩和ケアに関する地域連携の推進のために、地域の他施設
が開催する多職種連携カンファレンスに参加した年間回数については、約4割の拠点病院等が0回と回答していた。



この度見直しが行われた整備指針において、緩和ケアに関する地域での情報共有・検討の場の設置、緩和ケアチームが地域
の医療機関等から定期的に連絡・相談を受ける体制を確保すること等が明記された。

<対応方針(案)>
 拠点病院等は、地域における緩和ケアの状況や課題を把握し、それぞれの地域の状況に応じた緩和ケアの提供体制を構築する

ため、地域の医療機関及び関係団体と連携することとしてはどうか。
 地域において緩和ケアを推進するうえでの課題を解決し、それぞれの地域のリソースを最大限活用するために、地域差も踏ま
え、引き続き地域緩和ケア連携調整員の育成を進めることとしてはどうか。
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