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資 料 2   今後のNDBについて (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27680.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第153回 9/8)《厚生労働省》
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NDBと他の公的データベース等との連結について
○ 現在介護DB、DPCDBとの連結解析を開始している。今後、①他の保健医療分野の公的データベースとの連結、
②民間データベースである次世代医療基盤DBとの連結、③死亡情報との連結について、検討。
区分

公的

DB名

NDBとの連結の意義・必要性

連結の検討状況等

NDB

・介護レセプト
・要介護認定情報

DPCDB

・DPCデータ
(診療情報、請求情報)

・急性期病院へ入院した患者の状態や入退院日の把握が可
能となり、急性期医療における治療実態の分析に資する。

医療レセプトデータ:約206億件
・ID4(2022年4月)
・令和4年4月開始。
特定健診等データ:約3.2億件
・ID5(2024年4月) (令和6年4月からID5利用開始予定。)

障害福祉DB

・給付費等明細書情報
・障害支援区分認定情報

・治療を受けた障害者の治療前後における医療・障害福祉
サービスの利用状況の把握・分析に資する。

・ID4
・令和4年6月に関係審議会で意見書とりま
・ID5(検討中) とめ。法制化に向けて検討中。

予防接種DB

・予防接種記録
・副反応疑い報告

・予防接種を受けた者と受けていない者を比較した、ワク
チンの有効性・安全性に関する調査・分析のために必要。

・ID4
・ID5

・発生届情報

・感染症の治療実態と予後の把握・分析に資する。

・ID4
・ID5

・令和4年9月の関係審議会での意見を
踏まえ、法制化に向けて検討中。
介護レセプトデータ:約12.8億件
・令和4年9月の関係審議会での意見を
要介護認定情報:約0.7億件
踏まえ、法制化に向けて検討中。

感染症DB





・治療を受けた要介護者の治療前後における医療・介護
サービスの利用状況の把握・分析に資する。

識別子(※1)

介護DB

・ID4(2020年10月)
・令和2年10月開始。
・ID5(2022年4月)

介護DB

難病DB

・臨床調査個人票
(告示病名、臨床所見等)

・網羅的かつ経時的な治療情報を得ることが可能となり、
より詳細な治療実態の把握・分析に資する。

・ID4
・ID5

・令和3年7月に関係審議会で意見書とりま
とめ。法制化に向けて検討中。

小慢DB

・医療意見書
(告示病名、臨床所見等)

・網羅的かつ経時的な治療情報を得ることが可能となり、
より詳細な治療実態の把握・分析に資する。

・ID4
・ID5

・令和3年7月に関係審議会で意見書とりま
とめ。法制化に向けて検討中。

・届出対象情報
・死亡者情報票

・各種がんの各ステージ分類毎による治療実態と予後の把
握・分析に資する。

・医療機関の診療情報
(レセプト、電子カルテ、
健診情報等)

・アウトカムを含む医療情報と連結・分析を可能にすること
により医療分野の研究開発を促進する。

全国がん登録DB

民間

元データ

次世代DB(※2)

検討中
・ID4
・ID5

・令和3年12月から関係審議会で議論を開始
しており、引き続き検討中。
・令和4年6月に次世代医療基盤法WG中間
とりまとめで連結について検討することと
された。連結する方向で内閣府で検討中。

※1 ID4:カナ氏名・生年月日・性別のハッシュ値 ID5:最古の個人単位被保険者番号のハッシュ値。
※2 次世代医療基盤DBについては、次世代医療基盤法に基づく主務大臣の認定を受けた認定事業者がDBを保有。

その他

死亡情報

・死亡の時期や原因等

・発症から死亡に至るまでの治療実態が把握できることに
より、治療介入の必要性の検討や効果の検証に資する。



・NDBに死亡情報を収載する方向で検討して
はどうか。(詳細は11ページ以降)

【参考】連結に当たっての視点(「医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議」報告書(平成30年11月16日)より抜粋。
1. NDB、介護DBとの連結解析の具体的なニーズについて、関係者間で共有されること
2. 収集・利用目的が法令等で明確に定められ、連結解析の根拠についても位置付けることが可能であること
3. 第三者提供の枠組みが法令等で定められ、連結解析に係る第三者提供の根拠についても位置付けることが可能であること
4. NDB、介護DBとの匿名での連結解析が技術的に可能であること(共通の識別子の生成に必要な情報が収集されていること、システム面の対応が可能であること等)

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