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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022121.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第101回 9/8)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ


⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1

9 月 8 日 第 101 回モニタリング会議のコメント
東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 143.0 件/日から 9 月 7 日時点で 135.4 件/日となった。
【コメント】
ア)東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、減少傾向にあるものの高い値で推移しており、救急医療体制が未だ
影響を受けている。
イ)救急搬送においては、搬送先決定までに多くの時間を要しており、救急車が病院へ患者を搬送するまでの時
間は、過去の水準と比べると未だ大きく延伸したままとなっている。
ウ)新型コロナウイルス感染症を疑う患者に対応できる救急医療機関には限りがあるため、酸素・医療提供ステ
ーションにおける救急患者の受入れを積極的に行う必要がある。
(1) 9 月 7 日時点の入院患者数は、前回の 3,631 人から、3,251 人に減少した。

(2) 今週新たに入院した患者は、前週の 2,030 人から 1,622 人に減少した。また、入院率は 2.0%(1,622 人/今週
の新規陽性者 82,081 人)であった。
(3) 都は、病床確保レベルをレベル 2(7,234 床)としており、9 月 7 日時点で稼働病床数は 6,924 床、稼働病床
数に対する病床使用率は 47.0%となっている。
【コメント】
ア)今週新たに入院した患者数及び入院患者数は減少傾向にあるが、入院患者数に占める高齢者の割合は未だ高
い値となっている。

⑥ 入院患者数

イ)医療機関は、医療従事者の就業制限により、十分に人員を配置できない状態が続いている。新型コロナウイ
ルス陽性患者には、通常の患者より多くの人手、労力と時間が必要であることに加え、現在、介助が必要な患
者も多く含まれており、医療機関の負担は長期化している。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、9 月 7 日時点で 125 件に減少したものの、透析、介護を必要とする者や
妊婦等、入院調整が難航する事例も、引き続き発生している。
⑥-2

9 月 7 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 32%を占め、次いで 70 代が約 20%であ
った。
【コメント】
入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は約 77%と高い値で推移しており、今後の動向を注視する必要があ
る。
-7-