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オミクロン株対応ワクチンの効能・効果、用法・用量の一部変更承認について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27929.html
出典情報 オミクロン株対応ワクチンの効能・効果、用法・用量の一部変更承認について(9/12)《厚生労働省》
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表2 本剤接種群のコミナティ筋注(起源株)接種群に対するSARS-CoV-2オミ

た。その他の全身性の事象は接種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1日(中
央値)であった5)。

クロン株BA.1血清中和抗体応答率の差
本剤接種群
測定例数

コミナティ筋注(起源株)接種群

na)(抗体応答率[%]

[両側95%信頼区間] 測定例数
(接種後1ヵ月)

表5 主な副反応の発現状況

差(%)
na)(抗体応答率[%]
)[両側95%信頼区
[両側95%信頼区間]
間]b)
(接種後1ヵ月)

発現例数(発現割合[%])
コミナティ筋注(起源株)接種群

プラセボ接種群

接種
回数

評価
例数a)

1

4093

3186(77.8) 28(0.7)

4090

488(11.9)

2(0.0)

2

3758

2730(72.6) 33(0.9)

3749

372(9.9)

0(-)

1

4093

1700(41.5) 35(0.9)

4090

2

3758

2086(55.5) 143(3.8)

3749

756(20.2) 16(0.4)

1

4093

1413(34.5) 25(0.6)

4090

1100(26.9) 22(0.5)

びGrade 3以上)は表3のとおりであった。注射部位疼痛は接種翌日(中央値)

2

3758

1732(46.1) 76(2.0)

3749

735(19.6) 19(0.5)

に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。その他の全身性の事象は接

1

4093

738(18.0) 14(0.3)

4090

398(9.7)

5(0.1)

2

3758

1260(33.5) 63(1.7)

3749

260(6.9)

4(0.1)

1

4093

9(0.2)

4090

203(5.0)

3(0.1)

2

3758

1114(29.6) 62(1.6)

3749

125(3.3)

0(-)

1

4093

406(9.9)

7(0.2)

4090

247(6.0)

1(0.0)

2

3758

772(20.5) 27(0.7)

3749

170(4.5)

5(0.1)

1

4093

111(2.7)

8(0.2)

4090

27(0.7)

7(0.2)

2

3758

512(13.6) 32(0.9)

3749

14(0.4)

3(0.1)

121(71.6)
[64.2, 78.3]

169

149

85(57.0)
[48.7, 65.1]

14.6
[4.0, 24.9]
注射部位疼


a)抗体価が本剤接種前(SARS-CoV-2ワクチンとして4回目接種前)のベースライン値(ベー
スライン値が定量下限(LLOQ)未満の場合はLLOQ値)から4倍以上上昇した治験参加者数
b)非劣性マージン:抗体応答率の差(本剤-コミナティ筋注(起源株))の両側95%信頼区
間下限>-5%

疲労

305例を対象に本剤接種後の安全性を評価した。治験薬接種後7日間、電子日
誌により副反応の発現状況を評価した。主な副反応の発現状況(事象全体及

頭痛

筋肉痛

3)

種翌日(中央値)に発現し、持続期間は1~2日(中央値)であった 。
表3 主な副反応の発現状況

悪寒
発現例数(発現割合[%]

本剤接種群

コミナティ筋注(起源株)接種群

接種
回数a)

評価
例数b)

注射部位疼痛

1

301

175(58.1) 1(0.3)

298

179(60.1) 1(0.3)

疲労

1

301

148(49.2) 5(1.7)

298

135(45.3) 1(0.3)

事象全体

Grade 3
以上c)

評価
例数b)

事象全体

関節痛

Grade 3
以上c)

発熱

c)

事象全体

Grade 3
以上b)

434(10.6)

評価
例数a)

事象全体

Grade 3
以上b)

1172(28.7) 14(0.3)

a)電子日誌により評価した例数
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした

頭痛

1

301

101(33.6) 1(0.3)

298

79(26.5)

1(0.3)

筋肉痛

1

301

67(22.3)

0(―)

298

59(19.8)

0(―)

悪寒

1

301

39(13.0)

0(―)

298

49(16.4)

0(―)

関節痛

1

301

34(11.3)

0(―)

298

27(9.1)

0(―)

注(起源株)接種群:1005例、プラセボ接種群:978例)を対象に「SARS-CoV-2

発熱d)

1

301

15(5.0)

4(1.3)

298

11(3.7)

0(―)

感染歴がない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感染症に

(2)12~15歳の参加者
12~15歳の参加者における有効性を追加で評価した。1983例(コミナティ筋

a)SARS-CoV-2ワクチンとして4回目接種
b)電子日誌により評価した例数
c)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
d)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした

対するコミナティ筋注(起源株)の有効性[ワクチン有効性1(VE1)]」を、
2229例(コミナティ筋注(起源株)接種群:1119例、プラセボ接種群:1110例)
を対象に「SARS-CoV-2感染歴の有無を問わない参加者での2回目接種後7日
以降のSARS-CoV-2による感染症に対するコミナティ筋注(起源株)の有効

17.1.2 海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)第Ⅱ/Ⅲ相パート(参考:

性(VE2)」を評価した。解析結果は表6のとおりであった。

コミナティ筋注(起源株))

表6 SARS-CoV-2による感染症に対する有効性

SARS-CoV-2ワクチン未接種の12歳以上の健康な参加者を対象に、コミナ
ティ筋注(起源株)30µgを19~23日間隔で2回接種したときの有効性及び安

解析対象例数

SARS-CoV-2
による感染症
確定例数

コミナティ筋 注
(起源株)接種群

1005

0

プラセボ接種群

978

16

コミナティ筋 注
(起源株)接種群

1119

0

プラセボ接種群

1110

18

全性を検討することを目的として、プラセボ対照無作為化多施設共同試験を
実施した。さらに、本試験でコミナティ筋注(起源株)30µgを2回接種済み
の18~55歳の参加者にコミナティ筋注(起源株)30µgを1回接種したときの

VE1a)

免疫原性及び安全性も検討した。
(1)16歳以上の参加者
36523例(コミナティ筋注(起源株)接種群:18198例、プラセボ接種群:

VE2a)

18325例)を対象に、1つ目の主要有効性評価項目である「SARS-CoV-2感染
歴がない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感染症に対す

ワクチン有効性
[95%信頼区間](%)

100.0[75.3, 100.0]

100.0[78.1, 100.0]

a)VE1及びVE2の2回目接種後の追跡期間(中央値)はいずれも62日であった。また、VE1
及びVE2の解析には接種間隔19~38日間の参加者が含まれ、その内訳はVE1とVE2でそれ
ぞれ19~23日間の参加者は95.9%(1902例)と95.8%(2136例)
、24~38日間の参加者は4.1%
(81例)と4.2%(93例)であった

るコミナティ筋注(起源株)の有効性[ワクチン有効性1(VE1)
]」を評価し
た。40137例(コミナティ筋注(起源株)接種群:19965例、プラセボ接種群:
20172例)を対象に、2つ目の主要有効性評価項目である「SARS-CoV-2感染
歴の有無を問わない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感

2つの年齢群から無作為に抽出したSARS-CoV-2感染歴がない360例(12~15

染症に対するコミナティ筋注(起源株)の有効性(VE2)」を評価した。解析

歳群:190例、16~25歳群:170例)を対象に、副次免疫原性評価項目としてコ

結果は表4のとおりであった4)。

ミナティ筋注(起源株)2回目接種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価を評
価した結果、表7のとおり12~15歳群の16~25歳群に対する非劣性が示された。

表4 SARS-CoV-2による感染症に対する有効性
解析対象例数

SARS-CoV-2
による感染症
確定例数

VE1a)

コミナティ筋 注
(起源株)接種群

18198

8

プラセボ接種群

18325

162

VE2a)

コミナティ筋 注
(起源株)接種群

19965

9

プラセボ接種群

20172

169

表7 12~15歳群の16~25歳群に対するSARS-CoV-2血清中和抗体価(50%中和

ワクチン有効性
[95%信用区間](%)

抗体価)の幾何平均比
12~15歳群

95.0[90.3, 97.6]

94.6[89.9, 97.3]

16~25歳群

測定例数

GMT[両側95%
信頼区間]a)
(2回目接種後1ヵ月)

測定例数

190

1239.5
[1095.5, 1402.5]

170

GMR[両側95%
GMT[両側95%
信頼区間]b)
信頼区間]a)
(2回目接種後1ヵ月)
705.1
[621.4, 800.2]

1.76
[1.47, 2.10]

GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
b)非劣性マージン:GMR(12~15歳/16~25歳)の両側95%信頼区間下限>0.67

a)VE1及びVE2の2回目接種後の追跡期間(中央値)はそれぞれ57日と55日であった。また、
VE1及びVE2の解析には接種間隔19~42日間の参加者が含まれ、その内訳はVE1とVE2で
それぞれ19~23日間の参加者は96.5%(35248例)と96.3%(38665例)
、24~42日間の参
加者は3.5%(1275例)と3.7%(1472例)であった5)

12~15歳の2260例(コミナティ筋注(起源株)接種群:1131例、プラセボ接
種群:1129例)を対象にコミナティ筋注(起源株)接種後の安全性を評価した。

16歳以上の43448例(コミナティ筋注(起源株)接種群:21720例、プラセボ

治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価した。主な副

接種群:21728例)を対象にコミナティ筋注(起源株)接種後の安全性を評

反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表8のとおりであった。注射

価した。一部の参加者(解析対象例数:1回目接種後8183例、2回目接種後

部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2日(中央値)であった。

7507例)で治験薬接種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価した。

その他の全身性の事象は2~3日(中央値)に発現し、持続期間は1~2日(中

主な副反応の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表5のとおりであった4)。

央値)であった5)。

注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現し、持続期間は2日(中央値)であっ

3