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資料7 佐伯・石黒参考人提出資料 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28073.html
出典情報 がん対策推進協議会(第82回 9/20)《厚生労働省》
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高齢者がん診療ガイドライン(スコープ)
重要臨床課題の設定
1. 「高齢がん患者における高齢者機能評価(CGA)」
高齢がん患者には、潜在的に複数の課題が指摘されているが、日常的な診療内ではそれを十分に拾い上げることが
困難とされる。高齢者機能評価(CGA)を行うことで問題点を見極め、それらに介入を行うことでアウトカムの改
善につながることが期待される。

2. 「高齢がん患者に対する抗がん治療の目的」
若年がん患者では「治癒」や「延命」が抗がん治療の主目的となるが、高齢がん患者には当てはまらないことが多
い。身体的側面(身体・臓器機能の低下・併存症)、精神・心理的側面(認知・うつ)、社会・経済的側面と早
期・晩期有害事象がこれらに与える様々な影響を適切に評価する指標が必要であり、患者の価値観とすり合わせな
がらゴールを設定するためのShared decision makingのツールとなりうる。

3. 「高齢がん患者に対する予防/支持/緩和医療・臨床諸問題」
高齢がん患者の健康状態を改善・有害事象を軽減させる方法として、高齢者で起こりやすい疾患の予防と、リハビ
リなど高齢者により必要とされる支持/緩和医療が挙げられる。治療介入別(手術・放射線治療・薬物療法)でその

項目が異なるものや治療横断的なものがあり、それぞれの重要課題をCQとして取り上げる。 栄養、歯科口腔
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