よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


14【参考資料2-2】【基本方針部会報告用資料】_百日せきワクチンを含む混合ワクチンの接種開始時期の前倒しについての議論のとりまとめ(第49回予防接種基本方針部会資料2-2) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29181.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第41回 11/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

百日咳による乳児の重症化予防を目的とした、
百日せきワクチンを含む混合ワクチンの接種開始時期の前倒しについての
議論のとりまとめ
令和4年9月 20 日
厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
1.これまでの経緯
○ 百日せきは、乳児が罹患すると重篤化しやすい疾患であり、現在百日せきワクチン
を含む混合ワクチン(3種混合、4種混合)は生後3か月の乳児期から、生後 18 か月ま
でを標準的な接種期間として、計4回の接種が行われている。
○ 第6回感染症分科会予防接種部会ワクチン評価に関する小委員会(2011 年3月)に
おいて、青少年期以降の百日せき罹患者の割合が増加している傾向を踏まえ、「現行の2
種混合(DT)の2期接種において、百日せきの抗原を含むワクチン追加接種の必要性につ
いて検討が必要」とされた。
○ 2016 年2月に阪大微研の DPT(トリビック)について、11-13 歳の DT2期における
接種が可能となる用法用量の変更が承認された。
○ 2017 年2月の第6回ワクチン評価に関する小委員会でアップデートされたファク
トシートに基づき、追加接種の議論がなされたが、当時は、百日せきが感染症法における
5類の小児科定点把握疾患であり、届出基準も臨床診断であったため、報告されたものが
実際に百日咳か不明であったことや、年齢や地域毎の発生についてのデータが不足してい
たことから発生動向の実態がつかめておらず、追加接種の判断材料が不足していた。
○ 2018 年1月から、百日せきは5類全数把握疾患となり、届出基準も臨床診断から検
査診断へ変更され、さらに感染経路も報告することとされた。
○ 2018 年6月に開催された第9回ワクチンの評価に関する小委員会で、2018 年第 1
週から第 16 週までの発生動向調査の結果、2019 年7月の第 13 回小委において、第 52 週
までの結果が示され、第 14 回小委では百日せきの発生状況、追加接種を行う目的、感染
経路、重症度、抗体保有状況などについて議論を行った。
○ 2020 年 1 月の第 15 回ワクチンの評価に関する小委員会において、追加接種の目的
を「乳児の重症化予防」とした上で、考えられる6つの案が整理された。
1