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【参考資料】造血幹細胞移植の概要について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29335.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会造血幹細胞移植委員会(第59回 12/1)《厚生労働省》
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造血幹細胞移植について


造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)とは、化学療法又は放射線治療による前処置後に、ドナーか
ら採取した造血幹細胞 ※1 を投与することで、正常な造血機能や免疫機能を回復させ、腫瘍細胞を根絶すること等を目的とし
た、血液疾患等 ※2 に対する治療法である。



一般的に、化学療法等の治療では根治が困難と見込まれる場合に行われる。
※1 造血幹細胞とは、正常血液細胞(赤血球・白血球・血小板等)のもとになっている細胞であり、造血幹細胞が体内で増殖・機能分化す
ることでそれぞれの正常血液細胞となる。
※2

造血幹細胞移植の対象疾患は、白血病や再生不良性貧血等、造血幹細胞移植推進法施行規則に定める疾病(27疾病)に限られる。

造血幹細胞移植の流れ
患者(移植前)

腫瘍細胞

化学療法
放射線治療
(前処置)

患者(移植中)

患者(移植後)

造血幹細胞
(ドナー由来)

正常血液細胞
(患者由来)

ドナー

ドナーから採取した造血幹細胞
を点滴で投与(移植)する

正常血液細胞
(ドナー由来)


ドナー由来の造血幹細胞が患者の体内で増殖し、
正常な血液を産生する。



ドナー由来の血球が、患者由来の腫瘍細胞を敵
と見なして、攻撃・根絶する。

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