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参考資料1 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会とりまとめ (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23880.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会 薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(第1回 2/14)《厚生労働省》
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6年制導入における法改正に際し、附帯決議で実施すべきとされた大学の
第三者評価(薬学教育評価機構による薬学教育評価)の結果を効果的に活用
し、評価結果について、薬学教育評価機構において評価する点及び改善すべ
き点をわかりやすく公表するとともに、改善すべき点は大学側で適切に見直
しを行い、そのフォローアップ結果についても同様にわかりやすく公表すべ
きである。

③国家試験
○ 国家試験は、薬剤師資格を有する者として必要とされる倫理観・使命感や
基本的な知識等のほか、薬学の全領域に及ぶ一般的な理論や、医療を中心と
した実践の場において必要とされる知識・技能・態度等を確認するものであ
る。このため、学術の進歩や医療の変化、薬剤師業務の変化に対応した出題
とすべきであり、第 101 回国家試験から導入された合格基準の検証を含め、
定期的に合格基準・出題基準の見直し要否の検討を医道審議会で行うべきで
ある。また、薬学教育モデル・コアカリキュラムが改訂された場合には、そ
れに基づき出題基準の対応も検討すべきである。


現在、特に6年次は国家試験の対策中心になっている大学が多いが、国家
試験の負担を軽減させるため、物理・化学・生物などの薬剤師として不可欠
な基礎科目については、4年次の薬学共用試験の CBT(知識を問う問題)で、
国家試験の必須問題レベルの理解度まで達成させ、代わりに、国家試験時に
は、基礎知識分野の試験問題を軽減した上で、医療薬学、臨床薬学など、実
務に即した思考力を判定する問題を充実し、臨床に関する問題を中心に学習
させることを検討すべきである。(平成 28 年の医道審議会薬剤師分科会薬剤
師国家試験制度改善検討部会で今後の検討課題とされた事項)



その際、薬剤師として必要不可欠な資質確保の前提となるのは基礎科目の
「物理・化学・生物」であり、これら基礎科目の学習が軽視されてはならな
いことに留意が必要である。

(2)薬剤師の業務・資質向上
①薬局及び医療機関の薬剤師の業務
○ 現状を維持した業務では、薬剤師の取組が患者や国民、医療関係者に認識
されず、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会における「薬機法等制度改
正に関するとりまとめ」で指摘されているような医薬分業の意義が十分に発
揮できない。薬剤師が地域包括ケアシステムの中でパートナーとしての意識
を持ち、業務や意義を関係者に伝える必要がある。また、
「患者のための薬局
ビジョン」の策定から時間が経過しており、国民が薬剤師の存在意義を実感
できる薬剤師業務の変化が求められる。


「患者のための薬局ビジョン」の達成状況等を踏まえたうえで、薬剤師の
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