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資料3-3 西浦先生提出資料 (204 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第72回 2/16)《厚生労働省》
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第6波オミクロン株の流行で見込まれる
死亡者数のリアルタイム推定
【目的】
本研究の目的はオミクロン株に対するCFR(確定患者死亡リスク)を用いて、今後見込まれる直接死亡者数を
疾病負荷の一部として推定することである。
【方法】
2021年12月1日(𝑡 = 1)から時刻𝑇までに見込まれるおける年齢群𝑎(4群:40–59、60–69、 70–79、 80歳以
上)の疾病負荷𝑑𝑎,𝑡 は、以下のように記述される:

𝑑𝑎,𝑇 = 𝑝𝑎 𝐶𝑎,𝑡 (式1)
𝐶𝑎,𝑡 はt時点の累積感染者数、𝑝𝑎 はCFR(ADB西浦資料:オミクロン年齢別致死率推定)を表し、以下の式
(Richards model)に従うとすると
𝐸(𝐶𝑎,𝑡 ) = 𝐾𝑎 Τ 1 + 𝑒 −𝑟𝑎(𝑡−𝑡𝑎,𝑚 )

1
𝛼𝑎

(式2)

と記述できる。 𝐾はcarrying capacity(合計の感染者数)、 𝑟は増殖率、𝑡𝑚 は変曲点、 𝛼はロジスティック曲線か
らの偏差指数を意味する。式2がポワソン分布に従うと仮定し、最尤法によってパラメータ推定を実施した。95%
信頼区間はパラメトリックブートストラップ法により求めた。

参考: Hsieh, Ying-Hen et al. “On epidemic modeling in real time: An application to the 2009 Novel A (H1N1) influenza outbreak in
Canada.” BMC research notes vol. 3 283. 5 Nov. 2010, doi:10.1186/1756-0500-3-283
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