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感染症週報 2023年第3週(1月16日-1月22日) (8 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html
出典情報 感染症週報 2023年第3週(1月16日-1月22日)(2/3)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2023年 第3週
(1月16日〜 1月22日)
:通巻第25巻 第3号

35週)のみであった。しかし、2022/23シーズンは、2023年1月25日現在、AH3亜型が164株、
AH1pdm09が9株、B型が2株(ともにビクトリア系統)検出されている〔直近5週間の2022年第
51週~2023年第3週では、AH3亜型が109株(95%)、AH1pdm09が5株(4%)、B型が1株(1%)
であった〕

全国約500カ所の基幹定点医療機関からのインフルエンザによる入院患者数(インフルエンザ
入院サーベイランス; インフルエンザによる入院患者を対象とし、より重症な患者数の推移を
反映)においては、2020/21シーズン、2021/22シーズンは週ごとの報告数のピークはともに10例
未満であった。しかし、2022/23シーズンには、2022年第48週以降、第48週5例、第49週12例、
第50週13例、第51週36例、第52週74例、2023年第1週167例、第2週195例と継続して増加傾
向であった。第3週は163例と減少したが(2023年1月25日現在)、直近の週は届出の遅れ等で
少なく集計される場合があることに注意が必要である。なお、第3週の年齢別の報告数は、1歳
未満(11例)、1~4歳(34例)、5~9歳(37例)、10代(18例)、20代(1例)、30代(6例)、40代
(4例)、50代(3例)、60代(1例)、70代(14例)、80歳以上(34例)であった。今シーズンの基幹定
点におけるインフルエンザによる入院患者の累積報告数は688例となり、10歳未満が293例
(42.6%)、70歳以上が193例(28.1%)であった(インフルエンザの発生状況について:https://
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkakukansenshou01/houdou.html)。
5 類感染症の全数把握疾患である急性脳炎におけるインフルエンザ脳症の報告数は、
2020/21シーズンは0例、2021/22シーズンは1例であった。しかし、2022/23シーズンには、
2023年第2週に3例(A型2例、型不明1例)、第3週に1例(A型)と散発的に発生を認めている
(2023年1月25日現在)。
感染症法に基づくサーベイランス以外の情報においても、2020/21シーズン、2021/22シーズ
ンのインフルエンザの発生状況はともに低いレベルで推移したが、2022/23シーズンはより高い
水準で、かつ増加傾向となっている。2023年第3週のインフルエンザ様疾患発生報告数(全国の
保育所・幼稚園、小学校、中学校、高等学校におけるインフルエンザ様症状の患者による休校
数、学年閉鎖数、学級閉鎖数;https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-flulike.html)は、休校10件、
学年閉鎖158件、学級閉鎖928件が報告され、2022年第36週以降の累積では休校19件、学年閉
鎖209件、学級閉鎖1,178件となった(2023年1月27日現在)。「国立病院機構におけるインフル
エンザ全国感染動向」
〔国立病院機構140病院で、医師がインフルエンザを疑い、インフルエン
ザ迅速抗原検査を実施した検査件数と陽性となった数の報告;https://nho.hosp.go.jp/cnt11_0000202204.html〕のデータにおいては、11月中旬〜下旬以降、検査数・陽性数・陽性率のい
ずれも継続して増加傾向である。直近の2023年1月1〜15日では、11,206件の検査のうち、イ
ンフルエンザ陽性は811件(A型801件、B型10件;陽性率7.2%)となっている。
インフルエンザにおいては、約3年ぶりに全国的な流行を認め、COVID-19も流行が継続して
いる(新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019ncov/2484-idsc/10754-2021-41-10-11-10-17-10-19.html)。二つの感染症に共通する個人の予防
策として、マスクの適切な使用、手洗い・手指衛生の徹底、適切な換気の実施等が勧められる。
医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐことや、ワクチン(インフルエンザワクチン、新
型コロナワクチン)の接種を検討することも重要である。なお、2022/23シーズンは、例年通り
A型2亜型とB型2系統による4価のインフルエンザワクチン(https://www.niid.go.jp/niid/ja/
flu-m/2066-idsc/related/584-atpcs002.html)が製造されており、65歳以上の高齢者、又は60〜

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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