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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022989.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第113回 2/9)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
2 月 9 日 第 113 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の約 3,999 人/日から、2 月 8 日時点で約 2,652 人/日に大きく減少し
た。今週先週比も 4 週間連続して 100%を下回って推移しており、感染状況は改善傾向にあるものの、把握
されている感染者以外にも、報告に表れない感染者が多数潜在している可能性がある。引き続き感染状況の
推移に注意が必要である。
イ)都が実施しているゲノム解析によると、BA.5 系統の割合が、1 月 23 日までの 1 週間で受け付けた検体では
約 42%まで低下する一方で、オミクロン株の亜系統である「BQ.1.1 系統」
「BF.7 系統」
「BN.1 系統」及び「XBB
系統」などへの置き換わりが進んでいる。これら亜系統では中和抗体からの逃避等によって、より広がりや
すくなっていることが示されており、今後の検出状況を注視する必要がある。
ウ)2 月 2 日に、都は、インフルエンザの感染者が増えていることから、3 シーズンぶりに流行注意報を発表し
た。新型コロナウイルス感染症とともに、流行状況を注視する必要がある。
① 新規陽性者数
エ)オミクロン株対応ワクチンの接種率は、2 月 7 日時点で、65 歳以上では 73.2%であるが、全人口では 40.1%、
12 歳以上では 44.2%となっている。オミクロン株対応ワクチンは、重症化予防効果とともに、感染予防効果
や発症予防効果も期待でき、引き続き早期のワクチン接種を呼びかける必要がある。また、これまでに小児の
重症者も報告されていることから、小児の接種も進める必要がある。
オ)職場や教室、店舗等、人の集まる屋内では、暖房の使用中でも定期的な換気を励行し、3 密(密閉・密集・
密接)の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクを場面に応じて正しく着用すること、手洗いなどの手指
衛生、状況に応じた環境の清拭・消毒等、基本的な感染防止対策を徹底し、新規陽性者数をできる限り抑制す
る必要がある。
カ)自身や家族等の感染に備え、新型コロナ検査キット、市販の解熱鎮痛薬等や、1 週間分の食料品・生活必需
品などを備蓄しておく必要がある。
①−2
今週の報告では、10 歳未満 12.3%、10 代 9.7%、20 代 13.8%、30 代 16.1%、40 代 16.6%、50 代 13.2%、
60 代 7.0%、70 代 5.5%、80 代 4.0%、90 歳以上 1.8%であった。
【コメント】
新規陽性者数に占める割合は、40 代が 16.6%と最も高く、次いで 30 代が 16.1%となった。また、3 週間連
続して上昇していた 10 歳未満の割合は、今週はやや低下したものの、引き続き動向に注意する必要がある。
-2-
グラフ
2 月 9 日 第 113 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の約 3,999 人/日から、2 月 8 日時点で約 2,652 人/日に大きく減少し
た。今週先週比も 4 週間連続して 100%を下回って推移しており、感染状況は改善傾向にあるものの、把握
されている感染者以外にも、報告に表れない感染者が多数潜在している可能性がある。引き続き感染状況の
推移に注意が必要である。
イ)都が実施しているゲノム解析によると、BA.5 系統の割合が、1 月 23 日までの 1 週間で受け付けた検体では
約 42%まで低下する一方で、オミクロン株の亜系統である「BQ.1.1 系統」
「BF.7 系統」
「BN.1 系統」及び「XBB
系統」などへの置き換わりが進んでいる。これら亜系統では中和抗体からの逃避等によって、より広がりや
すくなっていることが示されており、今後の検出状況を注視する必要がある。
ウ)2 月 2 日に、都は、インフルエンザの感染者が増えていることから、3 シーズンぶりに流行注意報を発表し
た。新型コロナウイルス感染症とともに、流行状況を注視する必要がある。
① 新規陽性者数
エ)オミクロン株対応ワクチンの接種率は、2 月 7 日時点で、65 歳以上では 73.2%であるが、全人口では 40.1%、
12 歳以上では 44.2%となっている。オミクロン株対応ワクチンは、重症化予防効果とともに、感染予防効果
や発症予防効果も期待でき、引き続き早期のワクチン接種を呼びかける必要がある。また、これまでに小児の
重症者も報告されていることから、小児の接種も進める必要がある。
オ)職場や教室、店舗等、人の集まる屋内では、暖房の使用中でも定期的な換気を励行し、3 密(密閉・密集・
密接)の回避、人と人との距離の確保、不織布マスクを場面に応じて正しく着用すること、手洗いなどの手指
衛生、状況に応じた環境の清拭・消毒等、基本的な感染防止対策を徹底し、新規陽性者数をできる限り抑制す
る必要がある。
カ)自身や家族等の感染に備え、新型コロナ検査キット、市販の解熱鎮痛薬等や、1 週間分の食料品・生活必需
品などを備蓄しておく必要がある。
①−2
今週の報告では、10 歳未満 12.3%、10 代 9.7%、20 代 13.8%、30 代 16.1%、40 代 16.6%、50 代 13.2%、
60 代 7.0%、70 代 5.5%、80 代 4.0%、90 歳以上 1.8%であった。
【コメント】
新規陽性者数に占める割合は、40 代が 16.6%と最も高く、次いで 30 代が 16.1%となった。また、3 週間連
続して上昇していた 10 歳未満の割合は、今週はやや低下したものの、引き続き動向に注意する必要がある。
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