よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (6 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022989.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第113回 2/9)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

モニタリング項目

グラフ
⑤−1

2 月 9 日 第 113 回モニタリング会議のコメント
(1) 2 月 8 日時点の入院患者数は、前回の 2,498 人から 1,946 人に減少した。
(2) 2 月 8 日時点で、入院患者のうち酸素投与が必要な患者数は、前回の 335 人から 276 人となり、入院患者に
占める割合は前回の 13.4%から 14.2%となった。
(3) 今週新たに入院した患者数は、先週の 1,042 人から 813 人となった。また、入院率は 3.7%(813 人/今週の
新規陽性者数 21,699 人)であった。

(4) 都は、病床確保レベルをレベル 1(5,268 床)に引き下げた。2 月 8 日時点で、新型コロナウイルス感染症の
ために確保を要請した病床の使用率は、前回の 45.5%から 35.5%となった。また、即応病床数は 5,084 床、即
応病床数に対する病床使用率は 38.3%となっている。
【コメント】

ア)入院患者数は継続して減少し、新型コロナウイルス感染症に係る医療提供体制は改善傾向にあるものの、一
般の救急患者への対応などで医療機関の負担は⻑期化している。新規陽性者数が⼗分に下がりきらない状況か
ら再び増加に転じると、医療体制のひっ迫は繰り返し起こる可能性があり、今後の動向を注視する必要がある。
イ)都は、病床確保レベルをレベル 1 とするよう、1 月 31 日に各医療機関へ要請した。各医療機関では、救急医
療を含む通常医療の厳しい状況を踏まえ、病床使用率や救急医療体制の状況に応じて、通常医療用の病床に振
り替えるなど、柔軟な運用を行っていく必要がある。
ウ)季節性インフルエンザが流行しており、都は、東京都医師会等の協力のもと、発熱外来を確保するとともに、
「東京都臨時オンライン発熱診療センター」を運用している。
エ)入院調整本部への調整依頼件数は、2 月 8 日時点で 33 件となった。

⑤ 入院患者数

⑤−2

2 月 8 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 36%を占め、次いで 70 代が約 21%であ
った。
【コメント】
入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は、約 85%と高い値のまま推移している。高齢者の中には、介護度
の高い患者や重度の併存症を有する患者も含まれており、今後の動向を注視する必要がある。なお、都内におい
ては、高齢者等医療支援型施設を 8 か所設置し、高齢者の療養体制を確保している。

⑤−3

(1) 2 月 8 日時点で、検査陽性者の全療養者のうち、入院患者数は 1,946 人(前回は 2,498 人)
、宿泊療養者数は
543 人(同 771 人)であった。
(2) 2 月 8 日時点で、自宅療養者等(入院・療養等調整中を含む)の人数は 16,081 人、全療養者数は 18,570 人で
-6-