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参考資料2 こども政策の強化に関する関係府省会議(第2回)議事要旨 (3 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai13/gijisidai.html
出典情報 全世代型社会保障構築会議(第13回)(2/24)《内閣官房》
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生活をしているわけではないということから提起されているのではないか。
(山口教授)
○現金給付が増えたとしても、出生率はそんなに反応しない。所得制限を撤廃すべきという
声は、子育てに対する負担感からではないかと思う。
(構成員)
○松田先生が、夫の労働時間が短いと出生が起こりにくくなったという研究について言及さ
れていたが、詳細を伺いたい。単純に労働時間の長短の問題ではなく、働き方の柔軟性な
ど働き方に応じた多様な対応が必要とは認識しているが、ご指摘があれば伺いたい。
(松田教授)
○3つの調査で同様の結果が得られたもの。ある程度キャリア形成や所得を上げていく上で
は労働時間も必要になるという経済的な要因が大きいのではないか。必要なのは、労働時
間を一律に短くするのではなく、選択肢を広げることではないか。
(構成員)
○プレゼンテーションの中で、教育費負担について指摘があった。政府では、令和6年度か
らの給付型奨学金を中間層へ拡大、大学院段階の出世払いの仕組みの導入を検討している
が、少子化対策に資するという観点から御意見あれば伺いたい。
(渡辺理事長)
○高等教育における私費負担が大きいことは、希望するこどもの数を持つことができない要
因となっている。一番いいのは高等教育の無償化。どのような家庭でも行けるようにすべ
きだが、現行制度は低所得層には手厚いものの、働いて少し収入が増えると急にもらえる
金額が少なくなってしまうので、中間層への拡大は非常によい。出世払いについては、将
来こどもを産むことを考えると、若い人の可処分所得が増えるという観点からも、基準と
する年収は高めにした方がよいのではないか。
(松田教授)
○資料 30 ページは、こどもが1~2人いる有配偶女性が、どの施策を実施すればもう1人
産もうと思うかを見たもの。児童手当と並ぶかそれ以上に、大学入学金や授業料の負担軽
減は反応が大きい。給付型奨学金の拡充については分析していないが、感覚としては、出
生率にはあまり影響しないのではないか。また、出世払いは、少子化対策とは別に考える
ものではないか。
(山口教授)
○出生率に影響があるかはエビデンス承知していないが、出世払いはとてもよいと思う。目
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