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【資料1】令和4年度の本検討会のとりまとめ(案) (16 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31441.html |
出典情報 | 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会(第3回 2/27)《厚生労働省》 |
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③救急救命処置の国家戦略特別区域における先行的な実証について
いただいたご意見を踏まえた今後の方向性について
○
4処置それぞれについては、以下のように対応する。
① 心肺停止に対するアドレナリンの投与等の包括指示化
医師の包括的指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、安全性を確保する観点から、
厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、事後検証体制の強化を含め必要なMC体制を引き続き検
討し、体制が整備された地域で、実証実験を実施する。実証実験に使用する特区制度は、国家戦略特区と構造改革
特区のうち、十分な症例数を確保する観点から適切な枠組みを選択する。
② アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与
医師の具体的指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、安全性を確保する観点から、
厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、必要なMC体制、アナフィラキシーの判断の精緻化、投
与方法を引き続き検討し、臨床研究から、救急救命士が一定程度、アドレナリンの適応を適切に判断できるという
結果を得た上で、体制が整備された地域で、実証実験を実施する。実証実験に使用する特区制度は、国家戦略特区
と構造改革特区のうち、十分な症例数を確保する観点から適切な枠組みを選択する。
③ 気管切開チューブの事故抜去時にチューブの再挿入
医師の指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、実証実験は実施しない。安全性を
確保する観点から、厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、必要なMC体制を引き続き検討の上、
「在宅療法継続中の傷病者の処置の維持」として救急救命処置への追加に向け引き続き議論する。
④ 自動式人工呼吸器による人工呼吸
医師の指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、実証実験は実施しない。総務省消
防庁での整理等を踏まえて、安全性を確保する観点から、厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラ
ム、必要なMC体制を引き続き検討の上、救急救命処置への追加に向け引き続き議論する。
○ 法改正により、病院前での実施を前提としてきた、救急救命処置の病院内での運用における課題が見えてきたことや、救急
医療の質の向上に向けて、規制改革等において救急救命処置の範囲の拡大についての要望があることから、来年度以降、本検
討会又は本検討会のWGとして、医師の指示の下に救急救命士が実施する救急救命処置に関する事項について検討を行う。
今後のスケジュールについて
内閣府の特区制度の枠組みを用いて、①については令和5年度以降、体制を整備した上で、実証実験を実施する。②につい
ては、令和5年度以降の臨床研究の結果を踏まえ、体制を整備した上で、実証実験を実施する。
本検討会又は本検討会のWGとして、医師の指示の下に救急救命士が実施する救急救命処置を議論する場を設置し、安全性、
必要性、難易度、必要となる教育体制等について検討を行う。
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いただいたご意見を踏まえた今後の方向性について
○
4処置それぞれについては、以下のように対応する。
① 心肺停止に対するアドレナリンの投与等の包括指示化
医師の包括的指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、安全性を確保する観点から、
厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、事後検証体制の強化を含め必要なMC体制を引き続き検
討し、体制が整備された地域で、実証実験を実施する。実証実験に使用する特区制度は、国家戦略特区と構造改革
特区のうち、十分な症例数を確保する観点から適切な枠組みを選択する。
② アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与
医師の具体的指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、安全性を確保する観点から、
厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、必要なMC体制、アナフィラキシーの判断の精緻化、投
与方法を引き続き検討し、臨床研究から、救急救命士が一定程度、アドレナリンの適応を適切に判断できるという
結果を得た上で、体制が整備された地域で、実証実験を実施する。実証実験に使用する特区制度は、国家戦略特区
と構造改革特区のうち、十分な症例数を確保する観点から適切な枠組みを選択する。
③ 気管切開チューブの事故抜去時にチューブの再挿入
医師の指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、実証実験は実施しない。安全性を
確保する観点から、厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラム、必要なMC体制を引き続き検討の上、
「在宅療法継続中の傷病者の処置の維持」として救急救命処置への追加に向け引き続き議論する。
④ 自動式人工呼吸器による人工呼吸
医師の指示の下に実施される救急救命処置として追加を検討するにあたって、実証実験は実施しない。総務省消
防庁での整理等を踏まえて、安全性を確保する観点から、厚生労働科学研究班において救急救命士の講習プログラ
ム、必要なMC体制を引き続き検討の上、救急救命処置への追加に向け引き続き議論する。
○ 法改正により、病院前での実施を前提としてきた、救急救命処置の病院内での運用における課題が見えてきたことや、救急
医療の質の向上に向けて、規制改革等において救急救命処置の範囲の拡大についての要望があることから、来年度以降、本検
討会又は本検討会のWGとして、医師の指示の下に救急救命士が実施する救急救命処置に関する事項について検討を行う。
今後のスケジュールについて
内閣府の特区制度の枠組みを用いて、①については令和5年度以降、体制を整備した上で、実証実験を実施する。②につい
ては、令和5年度以降の臨床研究の結果を踏まえ、体制を整備した上で、実証実験を実施する。
本検討会又は本検討会のWGとして、医師の指示の下に救急救命士が実施する救急救命処置を議論する場を設置し、安全性、
必要性、難易度、必要となる教育体制等について検討を行う。
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