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参考資料1 臓器移植の現状について (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31530.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会臓器移植委員会(第62回 3/6)《厚生労働省》 |
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「脳死判定目的の転院搬送に関する作業班」の概要
令和2年に実施された脳死下臓器提供の現状に関わる意識調査(⽇本救急医学会調査)では、脳死判定・脳死下臓器提供を
目的とした患者の転院搬送に関して5割以上の施設が希望すると回答していた。また、救急搬送された施設が脳死下臓器提供
を実施できない施設であったため、脳死下臓器提供の意思がかなわなかったという事例が⽣じている。これらを踏まえ臓器移
植委員会での議論の結果、転院搬送に関する運⽤を進めるに当たって各学会から推薦された班員等で構成する「脳死判定⽬的
の転院搬送に関する作業班」において、留意点や課題の提⽰とそれに対する対策について⼗分な議論を⾏うべきとされた。
作業班による検討結果
○ 5類型施設で脳死判定等が実施できない場合、脳死下臓器提供の体制の整備及び法的脳死判定等に必要な人材の派遣等の取
組を前提とする。
○ その上で、当該施設が脳死判定・脳死下臓器提供を⾏うことができないやむを得ない事情がある場合に限り、転院搬送を検
討することとする。なお、対象は転院搬送元も転院搬送先も5類型施設(※)とする。
※
○
大学附属病院、日本救急医学会の指導医指定施設、日本脳神経外科学会の基幹施設又は連携施設、救命救急センターとして認定された施設、日本小
児総合医療施設協議会の会員施設のいずれかの施設
あらかじめ連携体制を構築した施設間のみの搬送とし、地域の実情に合わせた転院搬送に関するマニュアルの作成や、事前
のシミュレーションを⾏うこととする。
5類型施設
連携体制の構築
→連携フローを活用し関係者
の関わり方を事前に策定
臓器移植コーディネーターの関与
→搬送元病院、搬送チーム、搬送先病院の
連絡調整
消防署等との調整
☑脳死とされうる状態
☑禁忌事項の確認
☑家族が臓器提供を承諾
☑転院搬送可否の判断
家族への確認事項
○搬送中の危険性
○臓器提供が⾏えない
可能性等の説明
5類型施設
マニュアルの作成
事前のシミュレーション
実装にむけて更に検討すべき課題
○ 転院搬送後、臓器提供が⾏えないと判断された場合の対
応について
○ 転院搬送の手段
地域における関係施設との連携
⇒ 具体的にシミュレーションを実施し、課題の抽出を⾏う
25
令和2年に実施された脳死下臓器提供の現状に関わる意識調査(⽇本救急医学会調査)では、脳死判定・脳死下臓器提供を
目的とした患者の転院搬送に関して5割以上の施設が希望すると回答していた。また、救急搬送された施設が脳死下臓器提供
を実施できない施設であったため、脳死下臓器提供の意思がかなわなかったという事例が⽣じている。これらを踏まえ臓器移
植委員会での議論の結果、転院搬送に関する運⽤を進めるに当たって各学会から推薦された班員等で構成する「脳死判定⽬的
の転院搬送に関する作業班」において、留意点や課題の提⽰とそれに対する対策について⼗分な議論を⾏うべきとされた。
作業班による検討結果
○ 5類型施設で脳死判定等が実施できない場合、脳死下臓器提供の体制の整備及び法的脳死判定等に必要な人材の派遣等の取
組を前提とする。
○ その上で、当該施設が脳死判定・脳死下臓器提供を⾏うことができないやむを得ない事情がある場合に限り、転院搬送を検
討することとする。なお、対象は転院搬送元も転院搬送先も5類型施設(※)とする。
※
○
大学附属病院、日本救急医学会の指導医指定施設、日本脳神経外科学会の基幹施設又は連携施設、救命救急センターとして認定された施設、日本小
児総合医療施設協議会の会員施設のいずれかの施設
あらかじめ連携体制を構築した施設間のみの搬送とし、地域の実情に合わせた転院搬送に関するマニュアルの作成や、事前
のシミュレーションを⾏うこととする。
5類型施設
連携体制の構築
→連携フローを活用し関係者
の関わり方を事前に策定
臓器移植コーディネーターの関与
→搬送元病院、搬送チーム、搬送先病院の
連絡調整
消防署等との調整
☑脳死とされうる状態
☑禁忌事項の確認
☑家族が臓器提供を承諾
☑転院搬送可否の判断
家族への確認事項
○搬送中の危険性
○臓器提供が⾏えない
可能性等の説明
5類型施設
マニュアルの作成
事前のシミュレーション
実装にむけて更に検討すべき課題
○ 転院搬送後、臓器提供が⾏えないと判断された場合の対
応について
○ 転院搬送の手段
地域における関係施設との連携
⇒ 具体的にシミュレーションを実施し、課題の抽出を⾏う
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