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別添資料2 「令和3年職場における熱中症による死傷災害の発生状況(令和4年1月14日時点速報値)」 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24043.html
出典情報 令和4年「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施します(2/22)《厚生労働省》
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4 2021 年の熱中症による死傷災害の特徴
(1)WBGT 値の実測
2021 年の死亡災害 20 件のうち、日頃から WBGT 値の実測が行われていた
ことが確認された事例は5件のみであった。
(2)暑熱順化の不足が疑われる入職直後の発症
2021 年の死亡災害 20 件のうち、入職後間もない時期の発生が少なくと
も8件、そのほか4日以上の休暇後の発生が少なくとも1件含まれてい
た。
(3)屋内作業での発症
2021 年の死傷災害の 21.9%は明らかに屋内で作業に従事していたと考え
られる状況下で発生していた。業種別の屋内災害の割合は、製造業で約
45%、農業で約 36%となっており、熱中症は、必ずしも屋外での作業での
み発症しやすいわけではないことに留意が必要であると考えられる。
屋内作業においては、炉の近傍など特定の熱源から近いところでの作業
での発生がみられる。また、特定の熱源がない場合も、高温多湿と考えら
れる室内環境において多く発生していた。室内の冷房設備の故障時や、外
気導入後の冷却が不十分な状況下で熱中症を発症したとする事例も見られ
た。

業種別屋内災害割合(%)(2021年速報値)

(%)
50

44.7

45
40

35.7

35

31.1

32.1

31.3

30
25
20

15

11.9

10

7.8

5

1.5

0



0.0

死傷災害のうち、明らかに屋内で作業に従事していたと考えられるもののみを計
上している。