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資料2-3 厚生労働省 御提出資料 (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2210_03medical/230306/medical07_agenda.html |
出典情報 | 規制改革推進会議 医療・介護・感染症対策 ワーキング・グループ(3/6)《内閣府》 |
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中長期的な課題への対応
アウトカムに資する有効なインプットの特定、PDCAサイクルの検証
「アウトカムベースの報酬フレーム」の構想
主な課題
行った介護サービスとそれによるアウトカムの関連性について、エビデンスの
ストラクチャー評価及びプロセス評価が多くなると、
集積が十分でない。
サービス提供方法を効率的にするインセンティブや、
利用者の状態改善等の効果をあげようとするインセン
収集する項目がエビデンスの創出及びフィードバックに資するものとなるよう、
ティブが働きにくくなる。
介護現場や研究者の声も踏まえ項目の精査が必要。
介護保険制度におけるアウトカムの視点も含めた評価
の在り方について、引き続き検討していくべき。
これまでの
対応
アンケートフォームを用いて現場からの新規項目募集を行った。
国立長寿医療研究センターの研究者と定期的に協議を行い、科学的根拠が確立
している情報を収集。
介護現場で活用されている利用者の介護情報の利活用のあり方について、介護
情報利活用ワーキンググループにおいて議論を行っている。
アウトカムの視点も含めた介護報酬については、平成
18年度に介護予防サービスにおいて導入されて以降、
累次の改定ごとに検討を重ねてきたところ。
今後の対応
「アウトカムに資する有効なインプットの特定」のため、次の①及び②に係る
情報を収集する。
①現場から提案される情報
• 令和5年度老人保健健康増進等事業において、介護現場より新規項目の候補
を提案し、活用可能性等に関する検討を経て、介護報酬改定時等に提案す
るサイクル構築を目的とする調査研究事業を実施。
②学術的観点から提案される情報
• 国立長寿医療研究センターとともに行う「科学的介護に向けた質の向上支
援等事業」において、科学的根拠が一定確立している新規項目の候補を提
案。
現場及び学術的観点から提案される情報について、専門家等による検討を行っ
た上で、社会保障審議会介護給付費分科会において議論を行い、3年に1度の
介護報酬改定につなげるサイクルを構築する。
「アウトカムに資する有効なインプットの特定」に資するデータの収集を推進
するため、全国医療情報プラットフォーム構築を進めていく。
LIFEに係る取組を進める中で蓄積された知見も活用し、
LIFEに限ることなく、より利用者のニーズに沿った、
かつ、アウトカムの視点も踏まえた介護報酬制度につ
いて、社会保障審議会介護給付費分科会での議論を踏
まえ、引き続き検討を行う。
留意点
アウトカムには様々な要因があり、因果関係を特定することは難しい。
医療分野と同様に、試行錯誤を繰り返しながら改善を図ることが重要であり、
科学的に妥当性が確立していない指標を活用せざるを得ない場合がある。
項目変更が頻繁にあると、データの推移が十分に確認できず、データの分析に
支障を来す可能性がある。
アウトカム評価の項目については、アウトカムとして
どのようなことが望ましいかの判断や、アウトカム評
価の難しさ等の介護を取り巻く事情を踏まえると、介
護報酬制度の望ましいあり方について、介護関係者の
コンセンサスを形成し、進めていく必要がある。
12
アウトカムに資する有効なインプットの特定、PDCAサイクルの検証
「アウトカムベースの報酬フレーム」の構想
主な課題
行った介護サービスとそれによるアウトカムの関連性について、エビデンスの
ストラクチャー評価及びプロセス評価が多くなると、
集積が十分でない。
サービス提供方法を効率的にするインセンティブや、
利用者の状態改善等の効果をあげようとするインセン
収集する項目がエビデンスの創出及びフィードバックに資するものとなるよう、
ティブが働きにくくなる。
介護現場や研究者の声も踏まえ項目の精査が必要。
介護保険制度におけるアウトカムの視点も含めた評価
の在り方について、引き続き検討していくべき。
これまでの
対応
アンケートフォームを用いて現場からの新規項目募集を行った。
国立長寿医療研究センターの研究者と定期的に協議を行い、科学的根拠が確立
している情報を収集。
介護現場で活用されている利用者の介護情報の利活用のあり方について、介護
情報利活用ワーキンググループにおいて議論を行っている。
アウトカムの視点も含めた介護報酬については、平成
18年度に介護予防サービスにおいて導入されて以降、
累次の改定ごとに検討を重ねてきたところ。
今後の対応
「アウトカムに資する有効なインプットの特定」のため、次の①及び②に係る
情報を収集する。
①現場から提案される情報
• 令和5年度老人保健健康増進等事業において、介護現場より新規項目の候補
を提案し、活用可能性等に関する検討を経て、介護報酬改定時等に提案す
るサイクル構築を目的とする調査研究事業を実施。
②学術的観点から提案される情報
• 国立長寿医療研究センターとともに行う「科学的介護に向けた質の向上支
援等事業」において、科学的根拠が一定確立している新規項目の候補を提
案。
現場及び学術的観点から提案される情報について、専門家等による検討を行っ
た上で、社会保障審議会介護給付費分科会において議論を行い、3年に1度の
介護報酬改定につなげるサイクルを構築する。
「アウトカムに資する有効なインプットの特定」に資するデータの収集を推進
するため、全国医療情報プラットフォーム構築を進めていく。
LIFEに係る取組を進める中で蓄積された知見も活用し、
LIFEに限ることなく、より利用者のニーズに沿った、
かつ、アウトカムの視点も踏まえた介護報酬制度につ
いて、社会保障審議会介護給付費分科会での議論を踏
まえ、引き続き検討を行う。
留意点
アウトカムには様々な要因があり、因果関係を特定することは難しい。
医療分野と同様に、試行錯誤を繰り返しながら改善を図ることが重要であり、
科学的に妥当性が確立していない指標を活用せざるを得ない場合がある。
項目変更が頻繁にあると、データの推移が十分に確認できず、データの分析に
支障を来す可能性がある。
アウトカム評価の項目については、アウトカムとして
どのようなことが望ましいかの判断や、アウトカム評
価の難しさ等の介護を取り巻く事情を踏まえると、介
護報酬制度の望ましいあり方について、介護関係者の
コンセンサスを形成し、進めていく必要がある。
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